2020年11月17日(火)

■高校新人サッカーいわき地区大会 東日大昌平が連覇 光洋との死闘制す

県高校新人体育大会サッカー競技いわき地区大会(同地区高体連主催)が13〜16の4日間、いわきグリーンフィールドなどで行われ、東日大昌平が連覇を飾った。決勝は東日大昌平といわき光洋が激突。前回大会と同カードとなった市頂上決戦は、前後半を終わって1―1と決着がつかず、延長戦に突入した。延長後半7分、東日大昌平はFW二瓶啓太(2年)のセンタリングを後半途中出場のMF佐藤勇晏(1年)が右足で合わせ、勝ち越しのゴール。これが決勝点となり、1点を争う死闘を制した。

大会には、市内13校・10チームが出場。メイン会場の同フィールド、21世紀の森多目的広場、新舞子フットボール場の市内3会場で、トーナメントで熱戦を繰り広げた。優勝の東日大昌平、準優勝のいわき光洋、第3代表の磐城、第4代表の磐城桜が丘は28日、同フィールドをメイン会場に開幕する県大会に出場する。

<小兵ルーキー値千金のゴール>

後半途中出場の155センチの小兵が放った値千金のゴール。荒川彰大監督が「賢い選手」と太鼓判を押すMF佐藤勇晏(1年)を後半21分から、インサイドハーフに起用。磐城桜が丘との準決勝に続き、2試合連続の決勝ゴールを決め、チームを市頂点に導いた。

2年連続でいわき地区1位として、県舞台に立つ。前回大会は準々決勝で、今年の県選手権覇者・学法石川に0―2で敗れ、8強で力尽きた。この試合を観戦し、東日大昌平への入学を決めた佐藤勇は「いわきの代表として恥じない試合をしたい」ときっぱり。地元いわき開催の県舞台でもチーム1の小兵ルーキーの活躍に目が離せない。

写真は、決勝・東日大昌平―いわき光洋戦。MF佐藤勇(右)が決勝ゴールを決めた=16日(クリックで拡大)

■児童虐待・女性暴力なくそう 市がイオン小名浜で啓発

市は16日、11月の「児童虐待防止推進月間」と「女性に対する暴力を無くす運動」(12〜25日)に関わる街頭啓発活動を、イオンモールいわき小名浜マリンコートで実施した。啓発は同月間と同運動の実施期間に合わせ、児童虐待の予防、早期発見・対応、暴力防止、性差別解消などを呼びかけることで、子供が健やかに成長でき、男女共同参画を推進していける社会の実現のために行われた。

当日は市子ども家庭課職員、家庭相談員、女性相談員、市こどもの権利相談室専門職員、県浜児童相談所職員約10人のほか、いわき観光情報ナビゲーター「フラおじさん」も参加。利用客に児童虐待、暴力の相談先などが書かれた啓発チラシ付ポケットティッシュを配り、安全安心な社会を呼びかけた。

写真は、ティッシュを受け取る利用客の親子=16日(クリックで拡大)

■泉ケ丘のギャラリーいわき 22日まで 清水さん親子の個展

茨城県城里町在住の陶芸家清水正章さん(75)と長男貞志さん(41)、長女夏子さん(40)3人の親子展「清水FAMILY展」が22日まで、泉ケ丘二丁目のギャラリーいわきで開かれている。正章さんは25歳から陶芸の道を歩み始め、これまで国内外に出展するほか、東日本伝統工芸展宮城県知事賞などを受賞。貞志、夏子さんはそれぞれ独自に創作活動に取り組んでいるが、3人は同町の工房を共有し、共同で個展も開いている。

本市では初の3人展となり、正章さんは小林一茶、種田山頭火、明恵の詩、俳句、生涯を表現した陶板のほか、茶碗(わん)、杯などの陶磁器、貞志さんは猫、龍、亀、鬼などさまざまな生物を模った陶彫、夏子さんは鮮やかに草花などの模様を付けた象嵌、合わせて約60点を展示した。

正章さんは「壁に飾る銅板の装飾性に注目してほしい」、貞志さんは「陶彫で表現した生命を見てほしい」とそれぞれ来場を呼びかけている。時間は午前11時から午後7時(最終日は同5時)で、定休日は水曜日。また最終日には、正章、貞志さん親子が在廊する。問い合わせは、ギャラリーいわき=電話(56)0264=まで。

写真は、来場を呼びかける正章、貞志さん親子(クリックで拡大)

■マルト「お弁当コンテスト」 21日に最優秀・根本さんの弁当販売

親子一緒に弁当を作り、家族のだんらんと食文化の継承、伝統料理の普及啓発などを目的にした、マルト主催の第8回「自分で作ろう!楽しい!美味(おい)しい!お弁当コンテスト」。昨年に続き、最優秀賞を受賞した根本向日葵さん(大浦小・6年)考案の「さっぱり和風弁当」はサバの味噌煮、カボチャ飯を主体に酢、梅干し、オオバを混ぜるなど、栄養バランス、保存にも工夫をこらしている。

今回は市内56小学校から803点が寄せられ、調理品の写真、レシピなどを基に第1次審査、10月7日の最終審査を経て各賞162人を決定した。表彰式が15日、鹿島町のパレスいわやで開かれた。根本さんの弁当はマルトがレシピを再現し、21日のみ1個398円(税別)で販売する。限定182個で、取り扱いは窪田、玉川、平白土、内郷、SC中岡、泉、湯長谷、ニュータウン、四倉、君ケ塚、好間、高坂、岡小名、城東、SC草野の計15店舗。

写真は、根本さんによる「さっぱり和風弁当」(クリックで拡大)