2020年11月16日(月)

■<新型コロナ>いわき市で新たに1人 市内での確認は39人に

県は16日、いわき市で15日、50歳代の会社員女性が新型コロナウイルスの陽性と判明したと明らかにした。いわき市の陽性者は計39人となる。県の担当者が16日午後、福島市の県庁で記者会見を行い、状況に関する説明に当たった。

県によると、女性は12日に陽性と分かった市内の50歳代会社員男性の接触者。14日に医療機関を受診し、15日にPCR検査によって陽性と示された。症状はなく、すでに入院している。同居家族が濃厚接触者に該当する。県は2人の関係性について、同意が得られていないとして公表を控えた。

■フラガールズ甲子園 コロナで今年は動画配信で交流

動画配信システムによる国内外の高校生のフラ交流会「2020フラガールズ甲子園オンライン・フェスティバル」が15日、平南白土のエミコ・オハナ特設スタジオと参加校をオンラインで結んで行われた。新型コロナウイルス感染拡大により、「第10回フラガールズ甲子園」が来年に延期となったことを受け、今回は競技大会ではなく、交流会として開催。コロナ禍で、一度は舞台を失った高校生フラガールたちがインターネットを介して、全国のファンに華麗なフラの踊りを届けた。

当日は24校・228人と、「フラガールズ甲子園」では本来、競技大会では審査対象外となる米国・ハワイ州の3校も出演し、日ごろの練習の成果を披露した。フラガールズ甲子園のユーチューブチャンネルで生配信し、事前録画した各校のフラの映像を4〜6分間放送。映像前後に生徒たちとつなぎ、今後の目標などを語った。

本市からは磐城一、いわき支援学校、いわき総合、好間、湯本の5校が出演した。高校生たちは初代フラガールらとインターネットを介して会話し、アドバイスに感激。視聴者に高校生らしい笑顔を届け、思い出の一ページを刻んだ。

写真は、特設スタジオから見守るフラガールOGのレイ・ロケラニ・純子さん(右から2人目)=15日(クリックで拡大)

■親子がニュースポーツなど満喫 いわき海浜自然の家

第4回「未来キッズ生き活き事業」が15日、久之浜町の県いわき海浜自然の家で行われた。小春日和の下、親子がニュースポーツなどを楽しみ、触れ合いを深めた。新型コロナウイルス感染防止対策に万全を期し、事前予約した市民約100人を対象に、同施設を無料解放。同施設玄関前のつどいの広場では、「ファミリーゴルフ」、体育館では「ボッチャ」「スラックライン」などのニュースポーツに触れた。

このほか、同施設周辺のサイクリングも実施。トリムランドのアスレチックも家族連れの人気を集めた。参加した家族連れは休日の楽しいひとときを過ごしていた。

写真は、ファミリーゴルフを楽しむ家族連れ=15日(クリックで拡大)

■JFL・いわきFC 無失点快勝で6位浮上 田村監督「選手やるべきこと理解」

日本フットボールリーグ(JFL)の第28節。いわきFCは15日、滋賀県東近江市の東近江市布引運動公園陸上競技場で、MIOびわこ滋賀(滋賀)と対戦し、3―0の無失点快勝で6位に浮上し、4位と勝ち点1差まで詰めた。

いわきFCは前半からボールをキープし続け、前半17分にフリーキックのチャンスを得ると、MF日高大(25)が左足を振り抜いたボールはゴール右隅に。キーパーも反応できないほどの狙い澄ました先制弾で、仲間の士気を高めた。前半を1―0で折り返すと攻めの姿勢は崩さず、後半18分には相手守備がクリアしたボールを、絶妙な位置に詰めたDFウェズレイ・ロドリゲス(28)が押し込み追加点。

同40分には左サイドでの競り合いから、FW鈴木翔大(27)が、するりと中央のスペースに駆け上がるFW平岡将豪(25)へ絶妙なパス。平岡はキーパーの位置を見定めて冷静に左隅へ3点目を決め、試合を決定付けた。

試合を終え、田村雄三監督は「何としても負けられず、緊張感のある中、選手が自分たちのやるべきことをよく理解してやってくれた。攻め続けるいわきFCのベースをぶらさず戦えた」と振り返り、追加点を入れた ウェズレイは「得点シーンは運も重なったが、チームを助ける形になってうれしく思う」と話した。

JFLは残すところ2試合。次節は22日、ホームのいわきグリーンフィールドに、7位のヴィアティン三重(三重) を迎え撃つ。試合開始は午後1時。

写真は、追加点を決めたウェズレイ(右)・いわきFC提供=15日(クリックで拡大)