最終更新:11月12日午後6時43分

■<新型コロナ>いわき市 新たに1人確認で計36人に 県外医療機関で判明の1人も

県は12日、いわき市で11日、60歳代の無職男性が新型コロナウイルスの陽性と判明したと明らかにした。市内の陽性は計36人となった。また県外の医療機関を通じ、いわき市の30歳代の会社員男性も11日に陽性となった。この男性は市内の患者数には含まれない。県の担当者が12日午後、福島市の県庁で記者会見を行い、感染の経緯などを説明した。

県によると、60歳代男性は9日、県外の濃厚接触者として医療機関を受診。11日にPCR検査の結果、陽性と分かった。症状はなく、すでに入院している。同居家族が濃厚接触者とされ、その他については調査中とした。30歳代男性は9日、県外の濃厚接触者として、県外の医療機関で検体を採取した。11日にPCR検査によって、陽性と示された。症状なしで入院済み。濃厚接触者は調査中という。

■県教委 特別選抜の定員発表 コロナ影響も

県教委は11日、来春の県立高入試のうち、自己推薦に当たる「特色選抜」の募集定員枠を公表した。県立高入試は本年度から自己推薦となる「I期選抜」、一般入試となる「II期選抜」を「前期選抜」と改められ、すべての生徒に学力検査が課せられた。前期選抜は志願してほしい生徒像に応じた特色選抜、学習成果を総合的に見る一般選抜に分け、定員に満たない場合の「III期選抜」は「後期選抜」に変わった。

本年度は新型コロナウイルス感染症の影響で、各大会が開けなかったことから、「特別活動等の記録」「その他の活動」「長所・特技等の記録」においては、3年次の実績は対象にせず、1・2年時の実績は点数化する。また志願者が不利益を被らないように実技試験、面接を実施し、学力検査は、3年生最後の学習分野を中心に除外する。

「前期選抜」は2月4〜9日に出願書類を受け付け後、同10〜15日に出願先変更に応じる。学力検査、面接は3月3〜5日。合格発表は同15日。

表は、いわき市の全日制・定時制の特色選抜枠(クリックで拡大)

■高校新人サッカー いわき地区大会に10チーム あす開幕

県高校新人体育大会サッカー競技いわき地区大会が13日、新舞子フットボール場で開幕する。市内13校・10チームが出場。メイン会場のいわきグリーンフィールド、21世紀の森多目的広場、同フットボール場の市内3会場で、1、2年生の新チームが16日までの4日間、トーナメントで県切符と市の頂点をかけて、熱戦を繰り広げる。

大会初日の13日は同フットボール場で1回戦2試合、翌14日はいわきグリーンフィールドと21世紀の森公園多目的広場で2回戦4試合が行われる。3日目の15日は準決勝2試合のほか、敗者復活トーナメントの1、2回戦を実施。いずれも30分ハーフで行われる。

16日に最終日を迎え、同フィールドと同広場で本戦決勝、敗者復活トーナメントの代表決定戦と第3、4順位決定戦を行う。最終日の全試合35分ハーフとなる。決勝は午前11時半、同フィールドで試合開始予定。上位4チームは28日、同フィールドをメイン会場に開幕する県大会に出場する。

表は、いわき地区大会の組み合わせ(クリックで拡大)

■遠野町の男性遺体は単独死亡事故 いわき南署のゼロ記録957日で止まる

いわき市遠野町入遠野字羽黒地内で8日早朝、市道下の田んぼのあぜ道で同町入遠野、会社員男性(34)の遺体が見つかった件で、現場の状況や遺体を県立医大で司法解剖した結果、交通死亡事故だったことが分かった。いわき南署が11日夕、発表した。同署によると、遺体が見つかったのは8日午前5時45分ごろで、通りがかった近所の人が、自転車とともに倒れる男性を発見した。現場は市道から高さ1・3メートル下に位置し、ガードレールや街灯はない。

同署では10日、福島市の県立医大で遺体を司法解剖。男性は転倒した衝撃で脳幹部が離断し、呼吸不全で亡くなったとみられる。事故が起きたのは発見前日の7日午後8時ごろと推定され、ほぼ即死だったという。同署管内では平成30年3月26日を最後に、2年7カ月以上にわたって交通死亡事故が発生していなかったが、記録は957日でストップした。