2020年10月31日(土)

■県高校ラグビー決勝 磐城は善戦届かず涙飲む 松韻福島に15−19で敗れる

第66回県高校体育大会ラグビーフットボール競技を兼ねた、第100回全国高校ラグビーフットボール大会県大会(県高体連、県教委、県ラグビーフットボール協会など主催)は最終日の31日、いわきグリーンフィールドで決勝を行った。

県新人大会を制した第1シードの磐城と、第2シードの松韻福島が再び決勝で激突。磐城は、重量FWで押しまくる松韻福島の攻撃に耐えて果敢に攻めたが、15―19で敗れ、9年ぶり18回目の全国大会出場はならなかった。松韻福島は本県代表として12月27日、大阪府東大阪市の花園ラグビー場で開幕する全国大会に出場する。敗れた磐城は、100回大会を記念して開かれる、東北代表の1枠をかけた東北ブロック代表決定戦に進む。

写真は、決勝・磐城―松韻福島戦。磐城は前半1分、敵陣10メートル付近の密集から展開し、SH上遠野晶太が先制のトライ=31日(クリックで拡大)

■平窪に元気な声響く 支援団体・Tecoハロウィーン

「ハッピー、ハロウィーン!」。東日本台風で甚大な被害を受けた平・下平窪地区の住宅街に31日午前、色とりどり衣装を着た子どもと、住民たちの元気な声が響きわたった。

同日のハロウィーンに合わせた仮装パレードで、企画したのは平窪に拠点を置き、交流会を催すなどして、住民の支援活動を続ける一般社団法人「Teco(てこ)」。スタッフや住民、拠点に通う親子たちが大人気のアニメのキャラクター、小悪魔、猫などに扮(ふん)して町を練り歩き、支援者の自宅を訪れて、お菓子を受け取った。

昨年は水害を受けたばかりでハロウィーンどころではなく、今年はコロナ禍で遊びも制限を受けていただけに、子どもたちは大喜び。待ちわびていた支援者に元気良く「トリックオアトリート!」と言葉をかけ、あめなどのお菓子を袋いっぱいに詰め込んだ。

好間の実家が床下浸水に遭ったという平の安田しずかさん(32)は、大人気の鬼滅の刃、ディズニーキャラクターに仮装した3人の娘と参加。「子どもたちが楽しめたようなので良かった」と喜び、はしゃぐ子どもの姿に目を細めていた。

写真は、笑顔を見せる子どもたち=31日(クリックで拡大)

国内男子ゴルフの特別大会 比嘉が単独首位に 勿来・五浦庭園CC

国内男子ゴルフのエキシビション大会「ISPS HANDA コロナに喝!! チャリティーレギュラートーナメント」の予選ラウンド2日目が30日、勿来町の五浦庭園カントリークラブ(CC)=7084ヤード、パー72=で行われた。初日トップタイの比嘉一貴がスコアを4つ伸ばし、11アンダーの単独首位に立った。2打差の2位に池村寛世、香妻陣一朗が続いている。

比嘉はこの日、4バーディー、ノーボギーで回るも、「ボギーを打っていないが、3個ぐらい落としてもおかしくなかった」という。今季の試合では珍しく有観客だが、比嘉は観客の有無は気にしたことはないとしつつ、「歓声や拍手があると安心感がある。『頑張れ』とか、声をかけてくれるとうれしい」と話した。

大会は新型コロナウイルス感染症の影響で、大会中止が相次ぐ男子ゴルフを応援しようと、国際スポーツ振興協会(ISPS)が主催し、日本ゴルフツアー機構(JGTO)が共催した。2日間にわたっての予選ラウンドは、イーブンパー・50位タイまでの65人が通過し、31日の決勝ラウンドに臨んだ。

写真は、単独首位に立った比嘉(大会提供)=30日(クリックで拡大)

■磐城一高でオープンスクール 中3生や保護者が校風触れる

磐城一高(山ア学校長)の第2回オープンスクールが31日、同校で開かれた。市内24校の中学3年の女子生徒82人とその保護者ら136人が参加。全体会での学校紹介や入試説明終了後、生徒たちは3クラスに分かれ、国語・数学・英語の3教科の受験対策講座を受けた。

生徒たちは教科担当の教師らの話に耳を傾けながら、市内唯一の女子高の校風にふれた。このほか、保護者説明会も行った。同校の来年度の募集定員は一般選抜(専願・併願)が50人、特進選抜(同)、スポーツ選抜(専願)が各20人の計90人。出願期間は来年1月6〜8日、試験日は同16日、合格発表は同22日を予定している。

写真は、受験対策講座を受ける生徒たち=31日(クリックで拡大)