2020年10月26日(月)

■市のユニバーサルデザイン写真コンクール 平五小6年・林君が最優秀賞

市内の小学5、6年生を対象にした市主催の「市ユニバーサルデザイン『やさしさ』写真コンクール」で、平五小6年生の林悠月(ゆづき)君(12)が応募した「だれでも使えるインターホン」が最優秀賞を受賞した。コンクールは、すべての人が生活しやすい社会のデザインを目指す「ユニバーサルデザイン」を通じ、子どもたちに同デザインの基本的な考え方となる“やさしさや思いやりの心”を育んでもらおうと、毎年行われている。

本年度は25校から148点の応募があった。最優秀賞を受賞した林君は、身近な商業施設で、身障者や妊婦、お年寄りなどの体が不自由な人が困った際に店員を呼び出すインターホンを撮影。健常者との垣根がなくなり、“皆が対等に生きるべき”とのメッセージを添えたところ、審査員を務めた学識経験者、民間企業関係者、同デザイン活動団体関係者から高い評価を受けた。

林君は「人のために作品をつくり、賞が得られてうれしい。インターホンのように、障がい者と普通の方の間が埋まるような仕組みが生まれてほしい」と感想を話した。入賞作品は近日中に、市のホームページで公表される。

写真は、作品「だれでも使えるインターホン」。右下は林君(クリックで拡大)

■高校ラグビー県大会 磐城 3年ぶりに決勝進出

第66回県高校体育大会ラグビーフットボール競技を兼ねた、第100回全国高校ラグビーフットボール大会県大会(県高体連、県教委、県ラグビーフットボール協会など主催)は3日目の24日、いわきグリーンフィールドで準決勝2試合が行われた。第1試合では第1シードの磐城と17年ぶりに準決勝の舞台に立った勿来工業のいわき勢同士が激突した。磐城が前後半合わせて15トライを奪い、95―0で快勝。3年ぶりの決勝進出を決めた。

磐城は前半2分、モールで押し込み、ナンバー8松ア宙大(3年)が先制トライ。その後も攻撃の手を緩めず、FL鈴木崇敏(同)の2トライを含む計8トライを奪い、50―0で前半を折り返した。後半に入ると、控えの1、2年生8人を起用し、層の厚さを見せつけ、15人に満たず、1、3年生のみの14人で踏ん張る勿来工業の反撃を封じ、7トライを追加。トップシードの貫ろくを見せつけ、9年ぶりの花園切符に王手をかけた。

第2 試合では、第2シードの松韻福島が前回覇者の郡山北工業との接戦を制し、決勝に名乗りを上げた。決勝は31日午後0時35分から、同フィールドで行われる。

写真は、準決勝・磐城―勿来工業戦。磐城は前半12分、相手ラックからボールを奪って展開し、FL鈴木崇がチーム4本目のトライ=24日(クリックで拡大)

■いわき南署 コロナ禍での広報活動模索 弁当配達業と連携も

いわき南署(古関隆一署長)は、新型コロナウイルス感染症の影響により、街頭での防犯や交通事故防止に向けた大規模な広報活動が難しい中、住民の安全・安心を守るため、弁当の配達事業者と連携して啓発用のチラシを配るなど、新たな啓発のあり方を模索している。

同署ではこのほど、勿来町窪田の「ランチBOXいわき南店」の協力を得、店が弁当を配達する市内南部地区の約100事業所に対し、啓発チラシを配布してもらう事業を始めた。事業所の従業員は若者も多いことから、今月配る啓発チラシでは、電子マネー決済サービス「ドコモ口座」から預貯金が不正に引き出された事件を踏まえ、同様の被害に遭わないよう呼びかけている。

「私たちにとっても初めての試み。少しでも犯罪が無くなるよう、お役に立てればうれしい」と篠塚直也店長。古関署長も「こういう機会に、いろいろな世代の方に情報が行き渡れば」と期待を寄せた。

また、同署管内の交通3団体と連携して交通安全ステッカーを作成。夜間でも目立つ黄色の背景に赤字で「前を見ろ! STOP!!追突」と書かれており、関係する企業・団体に頒布している。多くの車両に張ってもらうことで、1人ひとりが交通安全を啓発する役割を担ってもらうのが狙いだ。

このほか住民には、路線別に交通事故の発生状況をまとめた統計や防犯のポイント、なりすまし詐欺の特徴などを掲載した独自のチラシを回覧。同署ではコロナ禍でもできる啓発活動を模索している。

写真は、古関署長(右)から啓発チラシを受ける篠塚店長(クリックで拡大)

ハロウィーンのアクアマリンふくしま ギョスプレでお出迎え!

ふくしま海洋科学館「アクアマリンふくしま」では31日まで、「アクアマリンハロウィーン」と題し、魚など水生生物をイメージしたコスプレ「ギョスプレ」を身につけた職員が来館者を出迎えている。期間中は、元同館職員でギョスプレの発案者である茂木みかほさんの協力のもと、ギョスプレでの来館を歓迎している。

ハロウィーンキャラクターになったシーラカンス、ナメダンゴ、ゴマフアザラシなどのイラスト、紹介が館内に掲示されているほか、マスクをデコレーションできる限定シールのプレゼント(土日、1人1枚、数量限定)、撮影スポットの設置、24日からはレストランセットメニュー購入者へのお菓子配布(1日30個)が行われている。

また、同館では公式のハッシュタグ「#アクアマリンギョスプレ」をつけて、撮影したギョスプレ写真をTwitter(ツイッター)や、Instagram(インスタグラム)への投稿を推奨している。