2020年10月11日(日)=休刊日

■鹿島町・いわき卓球センター躍進 来年1月の全日本選手権に練習励む4選手出場

来年1月の天皇杯・皇后杯2021年全日本卓球選手権大会に、いわき卓球センター(鹿島町御代)で練習に励む4選手が県代表として出場する。県予選会を兼ねた「県卓球選手権大会ジュニアの部」が9月21、22の両日、喜多方市の押切川公園体育館で開かれ、全国大会への切符を手にした。

ジュニアの部は高校2年以下を対象に、本年度に県内で行われた各大会の成績を基に、男子は上位176人、女子は同140人が参加。男子は6位まで、女子は5位までに入ると、大阪府大阪市の丸善インテックアリーナ大阪で開催の全国大会に出場できる。いわき勢では4人が全国への出場権を獲得したが、いずれも同センターで腕を磨く練習生だ。

男子の大沢柊(平工業高・2年)は、第3シードで順調に勝ち進み、準決勝、3位決定戦で敗れたものの、4位に入賞した。「全国大会はジュニアの部では初めてなので、全力でチャレンジしたい」と意気込む。伊藤翔太(赤井中・2年)は、ノーシードから勝ち上がり、準々決勝で敗れたものの、順位決定戦で粘りを見せて6位に入賞した。「全国大会では全力で頑張りたい」とチャレンジ精神を示す。

女子の伊東みらい(磐城一高・2年)は、第1シードで大会に臨み、実力そのままに優勝に輝いた。4年連続の全国大会となるが、「前回は良い成績を残せなかったので、まずは3回戦進出を目指したい」と力強く話し、今年のインターハイが中止となった悔しさをぶつける。久保奈々美(小名浜二中・2年)は、練習の成果を発揮する快進撃で準決勝に勝ち進み、4位に入賞した。全国大会に向けては、「試合で頑張るとともに、多くを学び、これからの練習に生かしていきたい」と笑顔で誓った。