2020年10月8日(木)

■目指せセンバツ! 秋季東北高校野球の相手決まる 東日大昌平は初戦・一関学院

来春のセンバツへの最終関門となる、第73回秋季東北地区高校野球大会(東北地区高野連主催)の組み合わせ抽選会が7日、抽選本部の仙台工業高と各県理事校をオンラインで結び、リモート抽選で行った。本県第1代表として、6年ぶり3度目の東北の舞台に立つ東日大昌平は2回戦から登場。岩手県第2代表の一関学院との初戦に挑む。

大会には、東北6県の予選大会を勝ち抜いた上位3校の計18校が出場。14、15、17、18、20の5日間、宮城県の石巻市民球場と仙台市民球場でトーナメントで熱戦を繰り広げる。

新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、開会式は行わない。初日の14日は1回戦2試合、2回戦4試合を実施。翌15日に2回戦残り6試合を行い、8強が出そろう。17日に準々決勝4試合を実施。準決勝以降は石巻市民球場のみで、18日に準決勝2試合、最終日の20日、決勝が行われる。決勝は午前10時試合開始予定。

東日大昌平の初戦の相手となる一関学院は、夏季岩手県高校野球県大会の優勝校。秋季県大会は決勝で盛岡大附属に2―5で敗れるも、秋の東北の舞台で初勝利を目指す東日大昌平にとって、大きな壁となる。「相手は2位校なので、1位校として負けるわけにはいかない」と伊藤博康監督。菅原立稀主将(2年) は「どこが相手でも一戦必勝。勝つことしか考えていない」と意気込む。福島の王者としての誇りを胸に、センバツへの険しい道のりを進む。

表は、第73回秋季東北地区高等学校野球大会の組み合わせ(クリックで拡大)

■鹿島町のがけ崩れ現場 あすから暫定4車線に

昨年8月に鹿島町久保二丁目地内の県道小名浜・平線(通称・鹿島街道)沿い東側の岩山の一部が崩落し、県ではがけ崩れ対策工事のため暫定3車線の交通規制を敷いてきたが、9日正午から小名浜方面に向かう車線を2車線に戻し、暫定4車線での供用を再開する。

県いわき建設事務所によると、同所は平方面に向かう右折レーンもあり、本来は5車線で、今回は東側の1車線と歩道を工事の作業スペースとして確保。朝夕の出勤、帰宅時間を中心に続いていた渋滞の解消に期待がかかる。今後のスケジュールとしては、来月にも崩壊箇所ののり面緑化工事に着手し、今年中に残る岩を撤去。来年3月末での工事完了を目指す。

また鎌倉時代の作とされる、市指定文化財の久保磨崖仏(まがいぶつ)4体については損傷が激しく、特定することはできなかったという。ただ崩れた土砂や岩の中から1体の地蔵が発見され、磨崖仏を所有・管理する金光寺(鹿島町久保)に引き渡した。

写真は、暫定4車線での供用を再開する鹿島町久保の工事現場(クリックで拡大)

■県中学駅伝 男子・中央台南 女子・湯本一 いずれも2位

第63回県中学校体育大会駅伝競走大会(県中体連、県教委、県体協など主催)が7日、21世紀の森公園内のいわきグリーンスタジアム周辺コースで行われ、いわき勢では男子が中央台南、女子は湯本一の2位が最高位だった。

2年連続で本市開催となる県大会には、県内各地区の予選大会を勝ち抜いた男女各33校が出場。男子が6区間18・06キロ、女子は5 区間12・06キロでたすきをつないだ。地元いわき勢は男子が中央台南、湯本一、泉、小川、草野、いわき秀英、女子は勿来一、湯本一、中央台南、泉、四倉、中央台北の各6校が出場した。

本市勢の成績は次の通り。【男子】◇総合成績(2)中央台南 56分13秒=大会新(7)湯本一(12)草野(22)いわき秀英(25)小川(26)泉◇区間賞▽2区=植村真登(中央台南)8分41秒※区間新▽5区=神田翔太郎(同)9分31秒【女子】◇総合成績(2)湯本一(3)中央台南(5)勿来一(15)泉(20)四倉(32)中央台北◇区間賞▽1区=本馬心結(湯本一)10分6秒▽3区=片桐未來(勿来一)6分59秒

写真は、男子レースで1位の高田に4秒届かず、2位でゴールする中央台南の斎藤武育主将=7日(クリックで拡大)

■沖縄の美味が勢ぞろい あすからエブリアで物産展

鹿島町米田の鹿島ショッピングセンター「エブリア」は9〜20日、1階・エブリアひろばで、「美ら島市場沖縄物産展」を開く。物産展では、紅いもタルトやサーターアンダギー、海ぶどう、泡盛、各種アルコール類など、沖縄の個性豊かで、おいしい食べ物やお酒を豊富に取りそろえている。時間は午前10時から午後8時(最終日は同4時)。

チラシは、美ら島市場沖縄物産展の告知(クリックで拡大)