2020年10月3日(土)

■「浜街道復興応援キャンペーン」出発進行! いわき駅で開始告げる催し

東日本大震災・東電福島第一原発事故以来、9年ぶりの常磐線全線運転再開をPRし、福島県浜通りの観光誘客などを目的にした、JR東日本水戸支社「浜街道復興応援キャンペーン」のスタートに合わせ、3日にいわき駅南北自由通路、南口広場でオープニングイベント、セレモニーが開かれた。

市民らが詰めかける中、セレモニーでは小川一路水戸支社長、国分守県観光交流局長、井上直美うつくしま浜街道観光推進会議長が、キャンペーンの趣旨や常磐線の利用促進、沿線地域の魅力などを紹介したあと、テープカットを行った。

オープニングイベントでは、磐城高吹奏楽部が本県出身の作曲家古関裕而にちなんだ「栄冠は君に輝く」、NHK連続テレビ小説「エール」主題曲など5曲を披露したほか、双葉町の標葉(しねは)せんだん太鼓保存会など、各団体が演奏、フラダンス、演舞を繰り広げ花を添えた。

写真は、演奏を披露する磐城高吹奏楽部=3日(クリックで拡大)

■本社旗争奪目指して 中学新人ソフト開幕 あすまで

第50回の節目の大会となるいわき民報社旗争奪市中学校新人ソフトボール大会(市ソフトボール協会、市中体連、いわき民報社主催)が3日、開幕した。4日まで新舞子多目的運動場で、1・2年生選手たちの熱戦が繰り広げられる。

大会は「中央台南・植田」「平三・好間」の連合チームを含む9校・7チームが出場。前哨戦の第22回市中学校女子秋季選抜ソフトボール大会の結果と専門部会議での抽選により、藤間が第1シード、泉が第2シードに分かれ、トーナメントで優勝と県新人大会への出場権を競い合う。

初日の3日は1回戦3試合と準決勝2試合、敗者復活戦1試合を実施。最終日の4日は、決勝と3位決定トーナメント3試合を行う。決勝は午前11時試合開始予定。

▽1回戦=平三・好間 14―4 磐崎(4回コールド) 泉 21―4 中央台南・植田(3回コールド) 小名浜一 16―1 錦(3回コールド)▽準決勝=藤間 11―1 平三・好間(4回コールド) 泉9―2 小名浜一(5回コールド)▽敗者復活戦 磐崎 11―10 錦(4回時間切れ)

写真は、準決勝・藤間―平三・好間。地元開催の県大会出場めざしハツラツとプレーする選手たち=3日(クリックで拡大)

■JFL・いわきFC アウェーで鈴鹿に敗れる 5位に後退

日本フットボールリーグ(JFL)の第22節が3日に行われ、いわきFCはアウェー・AGF鈴鹿陸上競技場で、鈴鹿ポイントゲッターズ(三重)と対戦し、0−1で敗れた。いわきFCの暫定順位は4勝1分け3敗の勝ち点13で、前節のJ3昇格圏(4位以内)となる3位から、5位に下がった。

前半40分に失点し、0−1で折り返したいわきFCは、後半8本ものコーナーキックを得るも、好機を生かせず敗れた。次のリーグ戦は18日、ホーム・いわきグリーンフィールドで、ソニー仙台FC(宮城)を迎え撃つ。キックオフは午後1時予定。(ウェブ速報)

表は、3日現在のJFL順位(クリックで拡大)

■いわき市 ソフトバンクと連携協定 次世代の行政サービスを

いわき市とソフトバンクは2日、「Society5・0」を推進する連携協定を結んだ。Society5・0は、ICT(情報通信技術)やAI(人工知能)などのテクノロジーを各種産業に取り入れ、人口減少や超高齢化といったさまざまな社会問題を解決しようと、政府が提唱する科学技術政策の基本方針。同社と市町村単位でのSociety5・0の実現に向けた協定締結は今回初。

締結式は同日午後、市役所本庁舎と都内のソフトバンク本社をWEB会議システムでつなぎ、清水市長と池田昌人同社人事総務統括CSR本部長が協定書にサインした。清水市長は「本協定のもと、人口減、少子高齢化など問題解決に向け、いわきのまちづくりに役立つことを期待したい」と語った。池田本部長は「市民サービスの一助となれるよう、いわきの未来実現にまい進していきたい」と述べた。

主な連携項目として、同社の先端テクノロジーを利活用し、スマートシティや行政サービス向上などを推進する。庁内業務はデータとデジタル技術を活用し、戦略やサービスを改革する「DX(デジタルトランスフォーメーション)」化をなど、本市の活力向上に一役買う。

具体的には、JRいわき駅周辺の中心市街地で実証を進める「グリーンスローモビリティを活用した次世代交通システム」など、次世代モビリティーサービスの推進、少子高齢化などの問題解決や教育・子育て支援などを進めていく考え。

写真は、連携協定を結んだ清水市長(左)と池田本部長=2日(クリックで拡大)