2020年9月24日(木)

■いわきFC 天皇杯2回戦で姿消す 青森に0−3の完敗 JFLでの巻き返し誓う

天皇杯JFA第100回全日本サッカー選手権大会の2回戦が23日に行われ、本県代表のいわきFCはホームの双葉郡広野町・Jヴィレッジスタジアムで、青森県代表のラインメール青森を迎え撃つも、0―3と完敗した。

20日の日本フットボールリーグ(JFL)第21節で対戦したばかりという過密日程で、いわきFCは先発陣を7人変え、フレッシュなメンバーで試合に臨んだが、青森の人数をかけた固い守備に苦しみ、最後まで持ち前の攻撃力を生かせすことができなかった。

田村雄三監督は「勝って皆さんの前で試合ができるようにと思って試合に臨んだが、負けてしまって申し訳なく思う」と完敗を受け入れ、課題を洗い直したいと反省。途中出場したFW吉田知樹(22)=小名浜出身=は「自分の持ち味であるドリブルからのチャンスメイクが発揮できず悔しい」と振り返り、リーグ戦での巻き返しを期した。

写真は、果敢に攻め入り幾度も決定機を作るも、最後まで守備を崩せなかったいわきFC=23日(クラブ提供・クリックで拡大)

■台風12号は温帯低気圧に 引き続き大雨に注意

台風12号は24日午後3時、関東の東の海上で温帯低気圧に変わった。ただ気象庁などによると、25日午前6時までに予想される24時間の雨量は浜通りの多いところで100ミリ、翌26日午前6時までにかけては、50〜100ミリが予想され、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や暴風、高波などに厳重な警戒が求められる。(本紙から情報を更新しています)

JR東日本は24日午前、台風の影響が緩和する見通しとなったため、25日の運転計画を変更した。同日の常磐線普通列車の勝田―いわき駅間、いわき―原ノ町駅間は通常運転に。また、常磐線普通列車の原ノ町―仙台駅間は始発から午後9時ごろまで本数を減らして運転、磐越東線いわき―小野新町駅間は通常運転にすることを決めた。

■小名浜みなと学の参加者を募集 10月3日開催

小名浜まちづくり市民会議といわき観光まちづくりビューローは、10月3日に小名浜で開催される、いわきはじめて巡り第3弾「名物ガイドと歩く知ってるようで知らない『小名浜みなと学』」の参加者を募集している。

新型コロナウイルス感染症の影響で遠出を控えている市民などに、地元の魅力を発見してもらおうという企画で、久之浜、田人に続いて3度目。当日は元市暮らしの伝承郷館長で、同市民会議歴史と文化づくり委員会の小野浩委員長=小名浜字栄町=がガイドを務める。

小名浜港1、2号ふ頭間のアクアマリンパークを午前9時に出発し、小名浜港発展の礎となった白襷隊の碑や、小名浜の絶景ポイントのひとつ「浄光院」、福島臨海鉄道の物販店「浜の駅おなりん」など約6キロの行程を歩いて巡る。昼食は地元の人気店「うろこいち」で海鮮丼を食べる。解散予定時間は午後0時半。

定員は20人(最少催行人数10人で、先着順)。参加費は2千円(昼食、ガイド、保険料含む)。締め切りは25日。問い合わせは、いわき観光まちづくりビューロー=電話(44)6545=まで。

チラシは、小名浜みなと学のPR(クリックで拡大)

■8月の平・路上強盗 無職男を逮捕 いわき中央署

いわき市内に住む20歳代の看護師女性が8月18日夜、同市平字大工町地内の路上で背後から何者かにショルダーバッグを強奪された事件で、いわき中央署は23日午後2時10分、本籍・同市、住居不定、無職男(24)=窃盗未遂罪で起訴済み=を強盗致傷の疑いで逮捕した。同署では認否を明らかにしていない。

逮捕容疑によると、無職男は8月18日午後10時20分ごろ、同市平地内の路上で女性の首を背後から絞めるなどの暴行を加え、現金約3千円と財布などが入ったショルダーバッグ1個(時価合計約1万2千円)を奪い取り、その際に女性に全治約1カ月のけがを負わせた疑い。

同署によると、現場付近の防犯カメラや聞き込み捜査から無職男が浮上した。無職男は昨年9月に同市小名浜地内の普通車の窓ガラスを割り車内を物色したとして、いわき東署に8月22日、窃盗未遂(車上荒らし)容疑で逮捕されていた。いわき中央署では、犯行の動機などを厳しく追及している。