2020年9月16日(水)

■昨晩は「交通安全カラー」に 勿来発電所のライトアップ いわき南署と連携

佐糠町の常磐共同火力勿来発電所(柏原達之所長)で、毎月恒例となっている「勿来ゆめライト」。高さ200bの煙突にライトアップを施す取り組みとして、地域住民に親しまれているが、15日夜には、いわき南署(古関隆一署長)と連携した企画で、交通安全カラーをまとった。

交通安全カラーの実施は、21日から始まる「秋の全国交通安全運動」に合わせた試み。1日の「交通事故ゼロ・歩行者優先の日」と、15日の「シルバー交通安全の日」にちなみ、9月は2日限定で、同社と同署が共同で信号機や腕章の色をイメージし、一人一人が交通ルールを順守する大切さを訴えた。

古関署長は「勿来地区のシンボルでもある煙突を通じ、交通安全に対する意識を高める機会となったことはうれしい」と、同社との企画を歓迎していた。

写真は、交通安全カラーをまとった勿来発電所の煙突=15日夜(クリックで拡大)

■来年もサンシャインマラソン中止 コロナで見送り

新型コロナウイルス感染拡大を受け、いわきサンシャインマラソン実行委員会(会長・清水市長)は15日、来年2月28日に開催を予定していた「第12回いわきサンシャインマラソン」を中止すると発表した。大会中止は積雪により開催を見送った平成30年の10回大会から3年連続4度目。今年2月に予定していた11回大会も新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止していた。次回は13回大会として実施する方針。

同実行委では、感染症拡大で中止となった前回の11回大会の協賛企業を対象とし、機運を高める応援企画などを実施。日本陸連の指針などに基づき、感染症の動向を注視し、関係機関などと意見を交換しながら、開催可否を検討していた。清水市長は「感染症の一日も早い収束を願い、次回大会がより良い大会となるよう努力したい」と話した。

■いわきFC J3ライセンス交付 目指せJFL4位以内

日本プロサッカーリーグ(Jリーグ、事務局・東京都文京区)の理事会が15日に行われ、日本フットボールリーグ(JFL)に参戦中の「いわきFC」に、2021年シーズンの「J3クラブライセンス」が交付された。悲願のJ3昇格には、JFLリーグ戦で最終順位が4位以内、かつJリーグ百年構想クラブの上位2クラブであることが条件となる。

J3入会審査項目によると、本来は入会直前年度のJFLのリーグ戦で、ホームゲームの1試合平均入場者数が2千人を超え、3千人に到達することを目指しての努力が認められなければならないが、Jリーグでは今季については、新型コロナウイルス感染症の影響で大会方式が1回戦総当たり、リモートマッチ(無観客試合)などに変更されたため、入会審査に適用しないことを決めている。

今後は11月の理事会でJリーグ入会を審議する予定。今回の理事会では、Jリーグ百年構想クラブに認定されているいわきFCのほか、ラインメール青森(青森県)、ヴィアティン三重(三重県)、FC大阪(大阪府)、奈良クラブ(奈良県)、テゲバジャーロ宮崎(宮崎県)にもJ3ライセンスの交付が決まった。いわきFCのリーグ順位は5位。

■まこと幼稚園に豊水400個贈る JA福島さくら

いわき産のおいしい梨をPRする、令和2年度「サンシャインいわき梨祭り」が15日、常磐湯本町のまこと幼稚園で開かれ、JA福島さくらいわき地区梨部会と同地区本部が園児たちにいわき産梨「豊水」を400個をプレゼントした。

梨祭りは、子どもたちにいわきの農産物への知識を深め、健全食生活を実践してもらう目的で毎年、県いわき農林事務所、市、JA全農福島、平果が共催している。同園お遊戯室に年長児「黄組」56人が集まる中、草野富夫同地区梨部会長、永山昭彦同地区本部組織事業部長らが園児代表6人にそれぞれ梨2個入りパックを手渡した。

写真は、いわき産梨「豊水」を手にする園児たち(前列)=15日(クリックで拡大)