2020年9月11日(金)

■特産の梨を学ぼう 平四小3年 平窪で収穫体験に挑戦

平四小(児童数318人、小野則夫校長)の3年生67人は11日、学区内の梨園を訪れ、平窪地区の特産でもある梨について生産農家から仕事の内容や喜び、苦労などを学んだ。同校では毎年、ふるさとの特色などについて児童に理解を深めてもらうため、総合的な学習の時間を利用して梨園を訪問。生産農家の協力を得、収穫だけでなく受粉、摘果作業などを体験させている。

今年は新型コロナウイルス感染症の影響で春先の学習が制限され収穫のみに。児童たちはJA福島さくらいわき梨部会長の草野富夫さん(73)が経営する平上平窪の草野梨園に足を運び、草野さんから梨の作業手順や種類、収穫量、出荷先などを教わった後、収穫時期を迎えた「豊水」をもぎり取った。

写真は、梨の収穫体験を行う平四小の3年生=11日(クリックで拡大)

■秋季高校野球の県大会開幕 磐城は光洋に辛勝

第72回秋季東北地区高校野球県大会(県高野連)が11日午前、メイン球場のいわきグリーンスタジアムなど県内3球場で開幕した。初日は1回戦6試合が行われ、同スタジアムの開幕試合でいわき光洋と磐城が激突。磐城は初回無死満塁から、首藤瑛太(2年)の左犠飛、佐藤綾哉主将(同)の左前適時打で2点を先制。三、四回には1点ずつ加えると、六回には鈴木隆太(同)のソロ本塁打など得点を重ね、土壇場で1点差まで詰め寄ったいわき光洋の反撃をぎりぎりで食い止め、5―4で競り勝ち、2回戦にこまを進めた。

大会は予定通りに日程が進めば、22日に最終日を迎え、いわきグリーンスタジアムで決勝と3位決定戦を行う。上位3校は10月14日、宮城県で開幕する第73回秋季東北地区高校野球大会に出場する。

写真は、1回戦・磐城―いわき光洋戦。磐城は初回2死二塁から、佐藤綾主将の適時打で二走・国府田将久が2点目のホームイン=11日(クリックで拡大)

■東日本国際大の斎田、佐々木がプロ志望届 ドラフトは10月26日

全日本大学野球連盟は10日、「2020年度プロ野球志望届」の提出者一覧を更新し、東日本国際大の斎田海斗外野手(4年・仙台育英)、佐々木大輔投手(同・山村学園)が同日、プロ野球志望届を提出し、ホームページ上で公示された。

プロ野球の新人選択会議(ドラフト会議)は10月26日に行われる予定。同大では一昨年に粟津凱士投手が西武4位、昨年は片岡奨人外野手が日本ハムに7位指名されている。斎田は西郷村出身。仙台育英高2年時、春のセンバツに出場。南東北大学野球リーグでは本塁打王1度、盗塁王2度、打点王とベストナインに各3度に輝き、優秀選手賞を1度獲得している。

佐々木は埼玉県出身の左腕主戦。同リーグでは3年春に優秀選手賞に輝き、同年秋には最多勝のタイトルを獲得した。斎田、佐々木ともに2、3年時に全日本大学野球選手権大会、3年秋の明治神宮野球大会に出場している。

写真は、プロ志望届を提出した東日本国際大の斎田(左)と佐々木(クリックで拡大)

■泉のジーエスオート いわき素材の石けん商品化

泉町下川で新車中古車販売などを行う「GSauto(ジーエスオート)」はこのほど、海外進出を視野に入れた自社ブランドを立ち上げ、本市の素材を生かした天然由来の石けんを開発し、8月から販売を開始した。

長年アトピーに悩まされ続けた代表の三戸豪士さん(30)=小名浜出身=が同じ悩みを持つ人たちに役立ててほしいと願い、構想から2年かけた商品で、地域振興に役立てたいという思いも込めて、塩やツツジのエキスなど本市の素材を石けんの成分に生かした。

三戸さんは「産地と鮮度、素材にこだわった世界基準の安全性が自慢。育ててくれた故郷への恩返しで、ゆくゆくは女性向けの化粧品も商品化し、海外進出を視野に入れ、地元の雇用創出にもつなげたい」と意気込んでいる。商品は1個1500円(税込み)で、泉町の同社=電話(84)6854=とインターネット<こちら>で販売している。

写真は、PRする三戸さん(右)。左は、新たな仲間として加わったベンジャミン・マクマレンさん(クリックで拡大)