2020年9月4日(金)

■市中学校駅伝競走大会 男子は中央台南・女子は勿来一が優勝飾る

男子第66回・女子第36回市中学校駅伝競走大会(市中体連主催、市教委共催、市体協、いわき陸協後援)が3日、21世紀の森公園内のいわきグリーンスタジアム周辺コースで行われた。大会には男子35、女子32校が出場。男子が6区間18・06キロ、女子は5区間12・06キロでたすきをつなぎ、男子は中央台南が2年連続4回目、女子は勿来一が2年連続5回目の優勝を飾った。男女各上位6校は10月7日、同会場で開かれる県大会に出場する。

そのほかの順位は次の通り。▽男子=2.湯本一 3.泉 4.小川 5.草野 6.いわき秀英▽女子=2.湯本一 3.中央台南 4.泉 5.四倉 6.中央台北

<男子・中央台南 エース植村が圧巻の走り>

2月の市中学新人駅伝に続き、中央台南が秋の地区タイトルを2年連続で獲得。出場35校で唯一、1時間を切って、堂々の頂点に立った。各校のエースが顔をそろえた1区は7位と出遅れたが、2区を走るエース・植村真登(同)にたすきをつないだ。2月の新人戦に続き、1キロ過ぎで6人抜きする圧巻の走りを披露。「全員、自分の力で抜かせると思って、いつも通り走った」と2位以下をぐいぐいと引き離し、独走態勢を築いた。

<女子・勿来一 一進一退のレース制す>

一進一退の白熱のレース。最後の最後でトップに立ったのは昨秋の県女王だった。憧れのポーズでゴールテープを切ったのはアンカー銭谷栞音(1年)。右手の人差し指で勿来一の「1」を、左手の人差し指と中指の「V」を作り、組み合わせ、「N」の文字を作る伝統のポーズでフィニッシュ。姉銭谷和花主将(3年)が昨秋、全中切符獲得を決めた県大会で見せたポーズだ。「勿来一中で走ることに憧れていた。伝統のマークは自分で決めたかった」と会心の笑顔を見せた。

写真は、優勝を果たした男子・中央台南(左)と女子・勿来一=3日(クリックで拡大)

■中学駅伝 常磐興産から「笑顔」提供 マスクにペタリ!

21世紀の森公園内のいわきグリーンスタジアム周辺コースで開かれた市中学駅伝では、選手1人につき、原則保護者1人まで観戦を認めた。学校の代表としての誇りを胸に、たすきをつなぐわが子に熱き声援を送った。

10月開催予定の新競技「ボッチャ」を残し、7月21日から8月12日までの23日間にわたって、15競技が行われた市中学校体育大会(市中体)は、新型コロナウイルス感染防止の観点から、無観客で行った。今大会は参加校の校長が提出した感染者名簿に掲載された保護者のみ、観戦を許可した。

名簿と引き換えに各校長に手渡されたのが「笑顔マスクシール」。スパリゾートハワイアンズを運営する常磐興産の好意で、「マスク越しでも笑顔で声援を送ってほしい」と無償で提供された。シールは10枚綴り・300枚の計3千枚。ピンチ色のスマイルフェイスに、ハイビスカスをあしらったハワイアンズらしいデザインだ。

写真は、マスクにハワイアンズオリジナルシールをつけ、沿道から声援を送る保護者ら=3日(クリックで拡大)

■6日に「じゅうねんだれ料理教室」 田人の魅力知って

田人地域振興協議会(蛭田一会長)は、6日に田人町旅人の田人ふれあい館で開催する「郷土料理 じゅうねんだれ料理教室」の参加者を募集している。「じゅうねん」はシソ科の一年草・エゴマの別称で、食べると十年長生きするとの由来から、本県ではじゅうねんと呼ばれ親しまれている。

田人の郷土食として広く知ってもらおうと初めて企画された教室で、当日は地域の“おかあさん”の協力を得、じゅうねんだれ(冷だれ)を作る。田人町地域おこし協力隊員で、教室を担当する同会の下條真輝さん(31)は「じゅうねんだれをうどんに絡めるととてもおいしい。ぜひ地元の方以外にも、この魅力を感じてほしい」と参加を呼びかけている。

開催時間は午前10時〜午後1時。参加費は3千円(昼食・じゅうねんの土産代含む)。詳しくは<こちら>。

写真は、当日料理するじゅうねんだれのイメージ(クリックで拡大)

■日本公庫いわき支店長に津村氏着任 来社で地域貢献の思い語る

日本政策金融公庫いわき支店長の津村政人氏が4日、着任あいさつのため、いわき民報社を訪れ、鈴木淳専務取締役と歓談した。1日付で岡山県の日本公庫津山支店長から転じた津村氏は、「初めての地ですが、いわきのために少しでも貢献できるように努めたい」と抱負を述べた。いわき支店融資課長の藤本真弘氏が同行した。

写真は、着任あいさつに来社した津村氏=4日(クリックで拡大)