2020年8月31日(月)

■いわき民報社 きょうから本紙で市「お薦め動画」紹介

国が要請する「GIGAスクール構想」の実現に向けて、市は本年度中に、市内の64小学校、39中学校すべてに、高速大容量の通信ネットワークを整備する。それに伴い、授業用のタブレット型端末を児童生徒用2万1千台、教師用は1090台を追加配備する。併せて、すべての普通教室に5年契約の大型スクリーンを千台追加。市によると大型スクリーンのリース代などを含め、同構想の総事業費は約21億円となる見込み。

市は国の構想に基づき、児童生徒の資質・能力育成を目指し、ICT(情報通信技術)学習環境の充実を図るため、児童生徒1人1台の学習用端末整備。併せて、高速大容量の通信ネットワークを整備する。市議会6月定例会の補正予算として議決された。

校内のLANケーブルやネットワーク機器も高速仕様と変更。各クラスに無線のアクセスポイントを設置するほか、電源キャビネット、充電保管庫を配備する。現時点で児童生徒用タブレットは3300台、教師用は680台、授業用の大型スクリーンは100台完備済み。市によると、大型スクリーンは本年12月から、児童生徒・教師用のタブレット端末は来年3月から使用開始となる予定。

写真は、市立小学校でのICT環境整備について発表する吉田尚市教育長(クリックで拡大)

■いわき民報社 きょうから本紙で市「お薦め動画」紹介

市は新型コロナウイルス感染拡大に伴い、外出を控える市民のため、不活発化防止対策専用のコンテンツ「“おうち時間”を楽しむ」を開設した。自宅で出来る健康づくりや運動をはじめ、ウェブを通して楽しめる芸術などを紹介した動画を掲載している。本日から、本紙12面で、市お薦めの人気動画を紹介する。

<8月31日付12面より>

いわきアリオスでは、新型コロナウイルス感染症の拡大を防ぐため自宅で過ごす時間が増えた皆さんのために、ダンス、音楽、現代アート、演劇、あそびなど、芸術文化を通したコンテンツを無料で配信する企画、「おうちでアリオス」を行っています。動画を鑑賞したり、一緒に身体を動かしたり、手作り体験をしたりしながら、創造的な日常生活をお楽しみください。※動画はいわき市の公式ホームページ<こちら>で

画像は、きょう付の本紙紙面(クリックで拡大)

■JFL・いわきFC アウェーの地で果敢な攻め FCマルヤス岡崎下す

日本フットボールリーグ(JFL)の第18節が30日に行われ、いわきFCは愛知県名古屋市の港サッカー場でFCマルヤス岡崎と対戦した。新型コロナウイルス感染症と遠征の影響などからコンディション不良が響き、初黒星を喫した前節から1週間。必勝を期して臨んだ今節は前半から果敢にゴールを攻め、前半に2点を奪取。後半は追加点を奪えなかったが、アウェーで2―0と貴重な勝ち点3を獲得した。この結果、通算2勝1敗の勝ち点6で、暫定順位は5位となった。

先制したFW鈴木翔大(27)は「全体を振り返ると良い時間帯と悪い時間帯がはっきり分かれた試合だった。前節は一つのプレーで一気に流れが変わってしまうことを痛感したので、今節は何があっても気を抜かず頑張ろうと気を引き締めて臨んだ」と振り返った。

次節は9月6日、ホームのいわきグリーンフィールドで、ホンダロックSC(宮崎)を迎え撃つ。

▽第18節(港サッカー場) いわきFC 2(2―0 0―0)0 FCマルヤス岡崎 ▽得点【い】鈴木(前28)、日高(前34)

写真は、前半28分に先制点を決めた鈴木(いわきFC提供)=30日(クリックで拡大)

■秋季高校野球いわき支部大会 決勝は磐城桜が丘と東日大昌平

第72回秋季東北地区高校野球県大会いわき支部大会は大会5日目の29日、南部スタジアムで準決勝が行われ、第1試合では磐城桜が丘が平商・磐農・好間・四倉の4校連合に8―7で逆転勝利し、9年ぶり5回目の県大会出場を決めた。第2試合では、東日大昌平が六回に一挙5得点を奪って流れを引き寄せ、7―2で湯本に勝利。17年連続で県切符を手にした。

大会6日目の31日、同スタジアムで、敗者復活トーナメント2回戦2試合が行われた。大会7日目の9月1日は同スタジアムで、代表決定戦2試合が行われ、いわき支部代表4チームが出そろう。

<磐城桜が丘 愛川の好投に打線奪起>

磐城桜が丘が8―7で平商業・磐城農業・好間・四倉の4校連合に競り勝ち、9年ぶり5回目の県大会出場を決めた。4―7で迎えた七回、今大会第1号となる遠藤輝主将(2年)のランニング2点本塁打が口火となり、この回4得点。勿来工業との初戦に続き、苦戦を強いられながらも、最後には試合をひっくり返した。

先発の主戦・鈴木陽大(同)が初回に失策から、二回には左犠飛で1点ずつ許した。三回には連続押し出しで2点を失い、なおも2死満塁のピンチで、一塁の守備につき、マウンドを2番手の愛川政弥(同)に任せた。愛川は内野安打での1点でしのぐと、四回も集中打を浴びながらも、2点で切り抜けた。

決勝進出は平成16年秋以来、16年ぶり。決勝の相手は実力校の東日大昌平が相手だ。「格上でもがむしゃらに行く」と吉井一真監督。愛川は「手ごわい相手だが、自分たちがやれる野球をやって勝利を目指したい」と初の支部制覇に向けて、気合いを入れた。

写真は、2点ランニング本塁打を放った遠藤(左)を笑顔で迎える磐城桜が丘ベンチ=29日(クリックで拡大)