2020年8月14日(金)

■磐城ナイン いざ聖地に出発! あす「甲子園交流試合」で国士舘と対戦

「2020年甲子園高校野球交流試合」(日本高野連主催、兵庫県西宮市・阪神甲子園球場)は、4日目の15日第2試合(午後0時40分開始予定)で、磐城が国士舘(東京)と対戦する。試合前日の14日午前、磐城高で出発式を実施。25年ぶりに甲子園の舞台に立つ磐城ナインを笑顔で送り出した。

式では、吉田強栄校長、渡辺純監督があいさつ。岩間涼星主将(3年)が「皆さんの応援を胸に刻み、全力プレーで頑張ってきたい」と抱負を述べたあと、同校応援団(小野有佳里団長)と、今季から同校応援団チアリーディング部(橋本朱来部長)となったチアメンバー20人が元気いっぱいのエールを送った。

「甲子園に行けないのは悔しいが、“磐高魂”で頑張ってほしい」と小野団長。温かいエールを受けた磐城ナインは福島空港行きのバスに乗り込み、空路で聖地に向かった。

写真は、出発のあいさつをする磐城の岩間主将=14日(クリックで拡大)

■甲子園での交流試合 木村前監督も教え子と夢舞台へ

2020年甲子園高校野球交流試合に出場する磐城ナインは14日、出発式に先立ち、同校グラウンドで最終調整を実施。約2時間にわたり、汗を流した。最後には同校からの要請を受け、14日からチームに帯同し、試合前のノッカーを務める木村保前監督が本番と同じく7分間のノックをし、選手たちの士気を高めた。

離任式の3月30日以来、約4カ月半ぶりのノックをした木村前監督は「選手たちには『コバルトブルーのユニホームを着て思いっきり楽しんで来い』と言いたい」と笑った。苦楽を共にしたかつての教え子と一度はあきらめかけた夢舞台に立つ。2日前からバットを振り、手はまめだらけだ。「人生の中で私にとっても忘れられない、貴重な7分間となるはず」と来る本番に向けて、気合を入れ直した。

写真は、約4カ月半ぶりにノックをする木村前監督=14日(クリックで拡大)

■刺し身でおいしく味わって 中之作にカツオ水揚げ

中之作港に14日早朝、同港では今年2回目となるカツオ約9トンが水揚げされ、お盆の最中の港は漁業関係者によって賑(にぎ)わいを見せた。水揚げしたのは、宮崎県日南市の一本釣り漁船「81号由丸」(守山佳洋船長以下17人、158トン)。12日に千葉県・勝浦港を出発し、13日に同港約130−145キロ地点で朝から夕方にかけて漁獲した。重さは7〜8キロ台が中心で、例年より大きいものが多いという。

水揚げでは船から次々とカツオがベルトコンベヤーに流れ、仕分けや箱詰め作業が行われた。中之作漁業協同組合によると、1キロあたり900―150円の値が付き、県内を中心にスーパーなどへ出回る。守山船長は「脂が薄いが肉質は良いので、刺し身にしてお盆においしく食べてほしい」と捕れたカツオの魅力を語った。

写真は、漁船からベルトコンベヤーに流れ出すカツオ=14日(クリックで拡大)

■コロナ禍での帰省自粛に向けて ソニックで「じゃんがら」生配信

いわき市文化活用実行委員会主催の「じゃんがら念仏踊り生配信」が13日夕、平字大工町のライブハウス「クラブソニックいわき」で行われた。新型コロナウイルス感染拡大の影響でお盆の帰省を自粛した人たちなどにネットを通じ、いわきの伝統芸能じゃんがら念仏踊りを見てもらい、古里を感じてもらうための取り組みだ。

盆の入りの同日は、同委員会から依頼を受けた内郷下綴青年会(山岸功次会長)、小谷作青年会(大河原茂晃会長)の市内2保存会が、新盆家庭での奉納の合間に出演した。映像はネットのライブ配信サービス「TwitCasting(通称・ツイキャス)」で見ることができる。アドレスは<こちら>。

写真は、ネット配信用のじゃんがら念仏踊りを披露する内郷下綴青年会=13日(クリックで拡大)