2020年7月29日(木)

■湯本・さはこの水辺に銘板設置 関係者の思い・癒やし空間の願い込めて

県いわき建設事務所と市、NPO法人湯本川を愛する市民ネットワーク(渡辺弘理事長)は、市石炭化石館「ほるる」わきの湯本川調節池、愛称『さはこの水辺』のあずまや前に銘板を設置した。

調節池に携わった当時の関係者の思いや、市民の安全な水辺の癒やし空間として利活用してもらいたいとの願いが込められた銘板で、29日午前には設置披露式を実施。関係者全員で喜びを分かち合うとともに、常磐地区の“宝”のひとつとして今後も調節池の整備管理に力を込めることを誓った。

常磐の湯本川流域では、度重なる台風や集中豪雨で増水や越水がしばしば発生し、長らく住民たちを悩ませてきた。親水空間とての機能を併せ持つ調節池のしゅん工は住民たちの“百年来の悲願”で、平成21年3月にはしゅん工式と安全祈願祭を行った。

諸事情により、11年越しの実現となった銘板設置披露式では、渡辺理事長が昨秋の東日本台風で調節池の機能が働き、河川域では大きな被害が出なかったことを紹介。「住民、市民に親しまれる空間となることを願う」と、関係者とともに喜びの声を上げた。

写真は、銘板の設置を喜ぶ渡辺理事長(右)ら=29日(クリックで拡大)

■平工生徒会 コロナ対策で湯本二中に衝立寄贈

平工業高(生徒数691人、遠藤敦也校長)の生徒会は先ごろ、新型コロナウイルス感染症の飛まつ感染を予防する手づくりの衝立(ついたて)を湯本二中(生徒数111人、西田英実校長)に寄贈した。

同生徒会では、新型コロナの影響で休校が続き学習が遅れていることを受け、主に対面授業の環境整備として飛沫予防の衝立を製作。図書館に設置したところ好評を得たためにより多くの生徒、学生たちに役立ててほしいと近隣の中学校に声を掛けた。

先日、平二中に寄贈したばかりで、今回は生徒会長の内山瑛穂さん(3年)が湯本二中の卒業生で交流があることなどから、寄贈が実現したという。

写真は、衝立を囲む湯本二中と平工業の生徒たち(クリックで拡大)

■いわき市 「10万円」給付金申請の勧奨通知送付

市は29日までに、新型コロナウイルス感染症に伴う特別定額給付金の申請をしていない2881世帯に対し、申請を勧める通知を送付した。送付対象は22日現在の未申請世帯(死亡などによる世帯除く)。申請期限は8月19日まで(当日消印有効)で、問い合わせは市特別定額給付金コールセンター=電話(88)9800=へ。

■親子で地元のおいしさに触れよう! JAがツアー参加者募集

JA福島さくらいわき地区本部(自由ケ丘)は現在、9月27日に開催する親子農業体験ツアー「いわきのおいしさを満喫しよう!!」の参加者を募集している。雨天決行。同本部では収穫体験などを通じ、将来を担う子どもたちに農業について理解と関心を深めてもらおうと、毎年夏休みに合わせて体験ツアーを開催している。

今年は新型コロナウイルス感染症の影響で子どもたちの夏休みがずれたことなどを配慮し、9月末の日曜日に規模を縮小して開催するを決めた。当日は市内唯一の葉ねぎ農家「草野グリーンファーム」(小川町下小川)を訪れた後、四倉町のワンダーファームで昼食と収穫体験、買い物を楽しむ。

参加費は大人1000円、子ども500円。希望者は、同地区本部またはいわき地区各支店、各営農経済センターに据え置きの申込書を参照すればよい。

チラシは、農業体験ツアーの参加者募集(クリックで拡大)