2020年7月28日(火)

■高校野球4回戦の日程決まる 昌平と磐城は8月1日・いわきGS

県高野連は27日午後、福島2020夏季高校野球大会の4回戦の日程等を発表した。4回戦は8月1日、県内4球場で行われ、いわきグリーンスタジアムの第1試合(午前10時開始予定)では第4シードの東日大昌平が郡山と対戦。第2試合(午後2時同)では第2シードの磐城が学法石川と激突する。郡山市のヨーク開成山スタジアムの第2試合(同)でいわき海星が郡山商業と対戦する。準々決勝の日程等は4回戦終了後に決定する。

表は、4回戦以降の組み合わせ(クリックで拡大)

■古代のサメに迫る アンモナイトセンターで企画展

市アンモナイトセンター(遠藤喜一所長)の夏休み企画展「双葉層群のサメ〜海の支配者たち」が9月1日まで、大久町の同センターで開かれている。

発掘体験で人気の高いサメについての解説と、約8900万年前の中生代白亜紀に生息していたとされ、国内では双葉層で発見されているネズミサメ目の「クレトラムナ」をはじめ、同センターの体験発掘場で見つかった19種に及ぶサメの歯と、ネズミザメの仲間のあご部分の標本2点が展示されている。

研究員の歌川史哲さん(33)などによると、サメは軟骨魚類のために骨はほとんど化石として残らず、発掘されたサメの歯からは当時のいわき地方は背後に阿武隈山地がそびえる浅い海で、沿岸から沖合にかけてはクレトラムナのような高速で泳ぐサメがいたことが推測されるという。

また体験発掘については、今年は夏休みの期間が短く来館が集中することが予想され、3密を避けるためにも、8月の毎週土、日曜日と10日に開催する体験発掘を事前予約による入れ替え制とする。時間は各日午前10時、11時15分、午後1時半、2時45分からの4度で、1回1時間半程度となる。

予約受付は電話のみ。開館日の平日の午前9時〜午後5時に、受付専用番号=080(6043)4436=に連絡すること。1回の参加人数の上限は最大50人となる。

写真は、サメの化石を眺める家族連れ(クリックで拡大)

■古里の四時川をより身近に 川部小1、2年が自然教室

鮫川支流の四時川の環境保全に務める「ふるさと『しとき』を考える会」(緑川恵男会長)の自然教室が27日、川部町の国道289号四時大橋下で開かれた。

自然教室には川部小(石川勝佳校長)の1、2年生21人が参加し、竹ざおを使った釣りや水中の生きもの調査、ヤマメの放流体験などを実施。子どもたちは同会や鮫川漁業協同組合の関係者から水辺に生きる生物の説明を受け、古里の環境を守る大切さを学んだ。

写真は、自然教室を楽しむ子どもたち=27日(クリックで拡大)

■いわきPIT コロナ禍初のライブイベント 感染対策万全に

チームスマイル・いわきPITのオープン5周年を記念したライブイベント「5th Anniversary Live 2020」が26日、平字祢宜町の同ホールで開かれた。コロナ禍による再開後初の集客を伴うイベントで、感染症対策のため、入場者数は通常の5分の1という40人を上限に。マスクを着用し歓声を控えるなどの対策を施すなど“新しいライブ様式”での開催となったが、来場者たちは4カ月ぶりの生音を満喫、ステージの再開を喜んだ。

今回は国や地方自治体、業界別のガイドラインなどの情報を考慮し入場者数を制限。事前予約と連絡先、市が先ごろ始めた「あんしんコロナお知らせシステム」の登録などを来場窓口で依頼するなど、感染対策を万全にした。

当日はいわき出身のギタリストでミュージシャンのアベマンセイさんと、本市を拠点に活動するシンガーソングライターの凛音(りんね)さんたちが出演した。

支配人の箱崎友清さん(71)は「随分悩んだ」と本音をちらり。ただ、文化、芸術を発信する場や機会が失われる中で演者側を勇気づけるとともに、自粛自粛で意気消沈する市民を少しでも元気づけたいと、感染対策を万全に小規模でのイベント開催に踏み切ったという。

写真は、入場者数を制限して4カ月ぶりに再開されたライブ=26日(クリックで拡大)