2020年7月25日(土)

■次世代交通「トイボ」出発! いわき駅周辺の活性化・高齢者の外出機会創出を

先進技術を活用した次世代交通システムの導入促進を図る、低速電動自動車「グリーンスローモビリティ」の実証が24日から、JRいわき駅周辺地区の中心市街地エリアで始まった。環境省「IoT技術等を活用したグリーンスローモビリティの効果的導入実証事業」の採択に伴うもので、約1800人が利用した昨年度の小名浜地区(昨年11月26日〜3月8日)に続く市内2カ所目。

市、たいらまちづくり、報徳バス、ソフトバンクが実施主体になり市民の交通利便性、街なか活性化、高齢者の外出機会の創出などを目的に、9月13日まで運行する。車両は時速20キロ未満で走行。定員は9人(運転手除く)。

愛称は「まちの魅力と出会える楽しみあふれるバス(Toy Box=おもちゃ 箱)」から「トイボ」と名づけられた。乗車(無料)は「オンデマンド」が用いられ、希望する23カ所の乗降ポイントを予約する。運行時間は午前9時〜午後4時半。

乗車ポイント周辺の各商店、飲食店なども協力し、車内発行の乗車証明書(利用日のみ有効)を提示することで、特典が受けられるサービスも実施中。トイボの予約は報徳タクシー=電話(23)6111、または専用サイト<こちら>から。

写真は、開始に先立って行われた試乗運行(クリックで拡大)

■福島2020夏季高校野球 海星が平工下し16強名乗り

福島2020夏季高校野球大会(県高野連主催)は大会5日目の25日、県内4球場で3回戦8試合が行われた。いわきグリーンスタジアムの第1試合ではいわき海星が平工業との同地区対決を4―1で制し、いわき勢一番乗りで後半戦に名乗りを上げた。

第2試合では第2シードの磐城が安積との伝統校対決に挑み、11―0の5回コールド勝ち。白河市の白河グリーンスタジアムでは湯本が白河と対戦し、0―5で敗れた。大会6日目の26日には3回戦の残り8試合が行われ、16強が出そろう。(本紙に加え、午後の結果を追加しました)

<24日までのいわき勢>

大会は24日までに、県内6球場で1、2回戦39試合が終了した。いわき勢は第2シードの磐城、第4同の東日大昌平をはじめ、湯本、平工業、いわき海星、磐城桜が丘、いわき光洋が3回戦に進出。2日目で涙をのんだいわき連合のほか、いわき総合、平商業、勿来工業、磐城農業が2回戦で力尽きた。

写真は、3回戦・いわき海星―平工業戦。いわき海星は1点を追う三回、遠藤里駆の2点適時打などで3点を奪い逆転=25日(クリックで拡大)

■<新型コロナ>PCR検査 1日最大120検体可能に

市議会7月定例会一般質問3日目の22日は今期で市議引退の意向を固めている蛭田克議員(自民党一誠会)が「新型コロナウイルス感染症の状況」について、市の考えをただしたほか、坂本稔(創世会)、吉田実貴人(無所属の会)、福嶋あずさ(創世会)の各議員が質問に立った。

蛭田議員の「PCR検査拡充に向けた今後の取り組みは」の質問に対し、飯尾仁市保健福祉部長は、県衛生研究所や民間検査機関への検査委託のほか、市保健所における検査も進めており、7月からは県の検査機器が新たに配備されたことから、1日最大120検体の検査が可能となったと説明した。

■詐欺防止の目黒さんを表彰 いわき東署

いわき東署(金沢均署長)はこのほど、なりすまし詐欺被害を未然に防止として、ファミリーマートいわき泉町六枚内店オーナーの目黒勝彦さん(50)=錦町=に感謝状を贈った。

目黒さんは3日昼ごろ、同店でプリペイドカード「POSAカード」を購入した60代の女性客が、店外でプリペイド番号を確認しながら携帯電話で通話している姿を不自然に思い、声を掛けて詐欺被害を未然に防いだ。

女性は閲覧サイトの退会手続きで、相手から「退会するには50万かかる。とりあえずコンビニに行って5万円分の電子マネーの購入して」などと指示されて来店したという。贈呈式は同署で開かれ、金沢署長から目黒さんに感謝状が手渡された。

写真は、金沢署長から感謝状を受け取る目黒さん(右)(クリックで拡大)