2020年7月17日午後2時16

■福島2020夏季高校野球 あす待望の代替大会開幕 県頂点かけた熱き戦い

第102回全国高校野球選手権福島大会の代替となる「福島夏季2020高校野球大会」(県高野連主催)が明18日、郡山市のヨーク開成山スタジアムをメイン会場に県内6球場で開幕する。出場81校・71チームが出場。新型コロナウイルスの影響で原則、無観客開催となる大会となり、甲子園への夢が途絶えた高校球児たちが心機一転、県頂点をかけて、熱き戦いを繰り広げる。

感染症拡大の影響で、春の大会がすべて中止となり、福島2020夏季高校野球大会のシード校は例年の8校から4校に絞られた。常連の聖光学院、学法石川、日大東北の私学3強がシードから陥落。夏14連覇を狙う王者・聖光学院の初戦の相手は日大東北となり、昨夏の決勝カードがいきなり実現する。

チーム移動の負担を少なくする日程決めにより、第1シードの学法福島が初日に登場し、実力校の光南と初戦で激突。異例となる今夏はし烈な本命なき優勝争いとなりそうだ。

いわき勢ではセンバツの代替として8月に甲子園で開催する「2020甲子園高校野球交流試合」に出場する磐城が第2 シード、昨夏の第1シードの東日大昌平が第4シードで挑む。部員不足により、福島高専、好間、四倉が「いわき連合」として参戦。平工業と平商業が同地区対決での初戦を迎える。

表は、福島2020夏季高等学校野球大会組み合わせ(クリックで拡大)

■いわきFC あすJFL初陣 相手は戦術家率いる奈良

いわきFCが今季から参戦する、日本フットボールリーグ(JFL)が明18日、開幕を迎え、J3昇格時のホームスタジアムに決めた双葉郡広野町のJヴィレッジスタジアムで、奈良クラブ(奈良県)との試合に臨む。

初戦で対戦する奈良クラブは入場者数の水増し問題などで社長が辞任し、大きくチームが揺らぐ中、監督には、それまでGMを務めていた林舞輝氏(25)が就任。林氏はプロ未経験ながら、欧州サッカーの指導者育成機関ポルト大で、世界最高峰の監督ジョゼ・モウリーニョ氏(57)から教えを受けた“戦術家”として知られ、その采配に注目が集まる。

開幕戦の第16節と第17節、各チームのホームゲームの第1戦は「リモートマッチ(無観客試合)」に。JFLではリーグ戦の動画を「JFLチャンネル」と称したインターネットライブで配信するが、いわきFCでも独自にイープラスが運営する視聴チケット制のストリーミング・サービス「Streaming+(ストリーミングプラス)」でライブ配信する。

チケット代は500円(税込み)で、いわきスポーツクラブの大倉智代表取締役(51)が実況を務め、ゲストに元湘南ベルマーレ監督の゙貴裁(チョウ・キジェ)氏(51)を迎える。キックオフは午後6時。

■夏の事故防止運動始まる いわき東署も出動式開催

16日から始まった「夏の交通事故防止県民総ぐるみ運動」(25日まで)に合わせ、いわき東署(金沢均署長)といわき東地区の交通関係機関・団体、市小名浜地区交通安全対策協議会の出動式が16日午後、同署駐車場で行われた。

署員と交通関係者約30人が出席。金沢署長が「悪質危険な違反の交通指導取締りを強化し、関係機関・団体の皆さんとともに安全、安心して暮らせるいわき東地区を目指したい」とあいさつした。

写真は、いわき東署から出発するパトカー=16日(クリックで拡大)

■京都から竹工芸300点 平・小野美術

「京都の老舗 西河竹工芸展」が28日まで、平字中町の小野美術で開かれている。夏にぴったりの新作を中心に300点を展示・販売している。

見た目も涼やかな「京すだれ」は、暑い夏の日よけに最適で節電効果も期待できる。屋外用と座敷用がある。このほか、花掛けや篭(かご)などの装飾品から箸やスプーン、フォークなどの日用品まで幅広い展示内容となっている。また竹を編んでできた風合い豊かなバッグも数多く取りそろえている。

午前10時から午後6時(最終日は5時)まで。詳しくは、小野美術=電話(35)0383=へ。