2020年7月10日(金)
■9月6日告示・13日投開票の市議選 44陣営が説明会に出席 選挙戦は確実な情勢
9月6日告示・13日投開票の市議選に向け、立候補予定者・出納責任者説明会が10日、市文化センターで開かれた。定数37に対し、調整中で候補者を示さなかった共産党4陣営を含む44陣営が出席。氏名を明らかにした40陣営の内訳は、現職29・元職1・新人10となっており、選挙戦は確実な情勢だ。
立候補予定者説明会では、市選挙管理委員会の飯間香保子委員長が「適正かつ円滑な届け出をもって、正々堂々とした公正な選挙活動を各陣営に願います」とあいさつした後、関係機関が届け出の手続きなどを説明した。
午前10時までに、氏名を明らかにした出席陣営は次の通り(順番は市選管提供資料から)。
西山一美 長谷川貴士 坂本稔 永山宏恵 鈴木さおり 狩野光昭 田頭弘毅 木田都城子 柴野美佳 赤津一夫 小野茂 吉田敦 蛭田源治 福嶋あずさ 遠藤崇広 大友康夫 菅波健 安田成一 鈴木演 樫村弘 馬上卓也 小野潤三 曽我大道 大峯英之 平井孝征 佐藤和良 川崎憲正 小野邦弘 木村謙一郎 塩沢昭広 佐藤和美 塩田美枝子 石井敏郎 山守章二 赤塚寿一 上壁充 吉田雅人 平子善一 伊藤浩之 小菅悟
写真は、各陣営関係者が出席した市議選説明会=10日(クリックで拡大)
■市立美術館の作品 紙上掲載始まる 芸術に関心を
新型コロナウイルス感染防止のための臨時休館を解除した、市立美術館では市民らの芸術、文化に対するさらなる意識醸成のため、いわき民報紙上で同館のコレクション(収蔵品)はじめ、今後開催する「リサ・ラーソン展」「小板橋弘展」などの作品を順次掲載していく予定だ。10日からはコレクションを紹介する。
写真は、10日の本紙から「ヘンリー・ムーア≪横たわる人体・手≫ 1979年」(クリックで拡大)
■いわき市 浸水ハザードマップ改訂 1000年に1度想定
市は昨秋の東日本台風(台風19号)を教訓とし、夏井川、鮫川周辺の洪水浸水想定8区域のハザードマップを改訂した。平成27年の水防法改正に伴い、洪水浸水想定の基準が「50年から70年に1回程度」から「1000年位1回程度」の大雨(想定し得る最大規模)に見直された。
これを受け、県は夏井川、新川、好間川、仁井田川、鮫川の市内を走る5河川について、見直した「洪水浸水想定区域」を公表。市は改訂したハザードマップには浸水範囲と浸水深を改めて表示するなど大きな改訂を行った。
改訂したのは夏井川水系は全体、平東部、平西部、内郷・好間、四倉、小川、鮫川水系は全体、勿来北部、同南部、同西部。マップのほか、学習情報も市のホームページ<こちら>からダウンロードし、入手できる。併せて、市は対象8地区合わせて17万部作成。対象世帯への各戸に配布するほか、対象地域の各支所、公共施設などに備え付け、台風や大雨などの有事に万全を期す。
地図は、改訂された河川から夏井川の平地区東部(クリックで拡大)
■<新型コロナ>いわきアリオス 8月まで催事減免に
新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、いわき芸術文化交流館「アリオス」は8月31日までの発表利用を目的とした催事について、施設利用料は全額、設備使用料を半額減免する。同館は感染症拡大防止のため、4月18日から6月18日までの2カ月間、臨時休館。同19日以降は客席利用人数を収容人数の半数に抑えるなどの感染対策を講じ、利用を再開している。
催事を取り止める団体などが相次ぐ一方で、実施に向けて模索する団体なども見られることから、同館の利用促進と市民団体などへの芸術文化活動への支援策として、施設・設備使用料の減免を行う。当面は8月31日までが対象だが、国、県などが示すイベント開催制限などの状況を踏まえ、延長の可能性もあるという。