2020年7月8日(水)

■センバツ代替「交流試合」 磐城は国士舘(東京)との対戦決まる 8月15日第2試合

新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、中止となった春のセンバツの代替として、8月に甲子園球場(兵庫県西宮市)で開催する「2020年甲子園高校野球交流試合」の抽選会が8日夕方、オンラインで行われ、磐城は国士舘(東京)との対戦が決定した。交流試合は8月10〜12、15〜17日、甲子園球場で開かれ、磐城―国士舘は15日の第2試合(午後0時40分開始予定)となる。

今春のセンバツには、磐城は昨秋の東北8強などが評価され、21世紀枠として46年ぶりの春出場が決まっていた。交流試合では、センバツに選ばれた32校を甲子園球場に招待し、各校が1試合ずつ戦う形式で実施される。

表は、交流試合の組み合わせ・日時(日本高野連より=クリックで拡大)

■市のコロナ通知システム 10日から運用開始

市はQRコードを活用し、飲食店や理美容店などで新型コロナウイルス感染者が確認された際、利用者に感染確認情報を電子メールで通知する市独自の新システム「あんしんコロナお知らせシステム」の運用を10日から開始する。清水市長が7日の記者会見で発表した。

市によると、対象は飲食店を中心に、約3千店舗あり、市全体への運用拡大を目指す。このほか、不特定多数の長時間の利用が予想される市芸術文化交流館「アリオス」、市立美術館、図書館などの公共施設などでも導入を予定している。

同システムは、市内で陽性者が発生した際、感染経路の「見える化」を促進するのが狙い。7日現在、市内350店舗で運用を予定している。各店舗に同システム加盟店を知らせる卓上ポップ、ステッカー、のぼり旗を掲示する。

万一、店内で感染者が発生し、陽性者が確認された際、同じ日時に同店舗に居合わせた利用者に向け、保健所からメールが通知。対象者からの連絡後、保健所がヒアリングなどを行い、濃厚接触者を早期に特定し、感染拡大防止につなげる。

市は需要喚起策として、10日から来年2月15日まで、消費回復キャンペーンを展開する。7、8月限定でメール送信者に対し、店舗で使用できる100円割引のクーポンを全員に発行。加えて、会期中、送信者を対象に、8月〜来年2月まで利用できる3千円分(500円利用券・6枚綴り)のクーポン券を抽選で毎月5千人(計4万人)に配布する。

写真は、QRコードを使ったシステムを紹介する担当者=7日(クリックで拡大)

■サイクルステーション あす勿来、四倉、久之浜でも供用開始

サイクリングを軸としたスポーツによるまちづくりの推進を目指し、市は9日から、勿来、四倉、久之浜の3カ所で、既存施設を利用したサイクルステーションの運用を開始する。先ごろ、いわき新舞子ハイツの正面玄関脇に併設された「新舞子サイクルステーション」をはじめ、小名浜地区の「小名浜アクアマリンパークサイクルステーション」、常磐地区の「湯本駅前サイクルステーション」ですでに運用を開始しており、あす運用開始の3カ所を含め計6カ所となる。

自転車文化の醸成を目的とした「市自転車活用推進計画」の一環として、市はサイクルツーリズムを推進。市内沿岸部に続く自転車道路網海岸線ルート「いわき七浜海道」(総距離約53キロ)を軸にし、観光交流人口のさらなる拡大を期待している。現在、勿来の関公園から三崎公園までの26キロが昨年夏に完成。三崎公園から久之浜までの27キロについては年度内の完成を目指している。

新たなサイクルステーションは次の通り。▽勿来地区=勿来の関サイクルステーション(交流スペース勿来「なっくる」=旧勿来の関荘)▽四倉地区=道の駅よつくら港サイクルステーション(同施設内)▽久之浜地区=浜風きららサイクルステーション(同)

写真は、道の駅よつくら港のサイクルステーション(クリックで拡大)

■いわき駅南口にホテル建設へ JR東日本

JR東日本がいわき駅南口側にホテルを建設する方向で検討をしていることが7日、市への取材で分かった。ホテルの建設予定地は建築基準法により、宿泊施設などを建設できない工業地域内となっているため、市建築審査会が7日、会議を開き、計画に同意したという。