２０２０年６月２７日（土）
■夏井川水系 きょうアユ釣り解禁 県内外から太公望次々と
夏井川水系の各河川で27日、アユ釣りが解禁した。午前５時の打ち上げ花火を合図に、県内外から訪れた太公望たちが自慢の長さおを振り、おとりを使った“とも釣り”を楽しんだ。夏井川漁業協同組合（根本充雄代表理事組合長）は５月15、22日の計２回、郡山市内の業者から仕入れた計７２０匹のアユを夏井川水系の各河川に放流。解禁日を前に、釣り人を迎える準備を整えてきた。
今年は自然あふれる同水系で育った天然アユが見られ、形も良く、中には20センチオーバーも。同漁協によると、７月から８月にかけてアユ釣りの最盛期を迎えるという。同漁協では釣果の状況などを見ながら、７月中旬以降にも成魚を放流する予定。
写真は、小川町の小川橋上流で自慢の長さおでとも釣りを楽しむ釣り人たち＝27日（クリックで拡大）
■「市中体」開幕１カ月切る 競技ごとに最終調整入る
新型コロナウイルス感染拡大の影響で７月下旬から、無観客による延期開催を予定している第68回市中学校体育大会（市中体）の開幕まで１カ月を切った。市中体連では現在、競技ごとに専門部会が開かれ、大会参加者の確認や、感染拡大防止ガイドラインなどの最終調整に入っている。
県北中体連は22日、感染対策を十分に行うことが難しいことなどを理由に、第63回県中学校体育大会（県中体）の代替となる地区大会を開催しないと発表。これで県内６地区のうち、県北、県中、県南、会津、相双の５地区が代替の地区大会開催を見送り、いわき地区のみ開催の方向となった。
県中体、全国中学校体育大会（全中） などの上位大会が中止となる中、市中体連は３年生に中学最後の思い出の場をつくってあげたいと願い、代替ではなく、第68回市中学校体育大会として開催。陸上競技、特別支援に在籍する生徒対象に本年度から追加された「ボッチャ」を含む総合競技15競技の計16競技の開催日程をほぼ固めた。競技場内への入場者も制限し、無観客での大会開催を目指す。
＜軟式野球は組み合わせ決定 29校・25チーム出場＞
市中体連軟式野球専門部会が25日、中央台公民館で開かれた。席上、第68回市中学校体育大会軟式野球競技組み合わせ抽選会が行われ、対戦カードが決まった。昨秋のいわき民報社黒獅子旗争奪第54回中学校新人野球大会優勝校で第１シードの植田東は小名浜二、藤間の勝者との初戦に挑む。
大会は７月29日、８月４、６日の３日間、いわきグリーンスタジアムをメイン球場とし、南部スタジアム、平野球場、小名浜野球場の市内４球場で開催。７月30日、８月５、７日が予備日となる。四倉・大野・小川、湯本三・湯本一、勿来二・錦の３合同チームを含む29校・25チームが出場。トーナメントで優勝を争う。
表は、第68回市中学校体育大会軟式野球競技の組み合わせ（クリックで拡大）
■「全国大陶器市」50万点販売中 ７月５日まで・21世紀の森公園
全国の有名産地、窯元の焼き物が一堂に会する「第12回ふくしま復興応援チャリティー全国大陶器市」（全国大陶器市振興組合主催）が７月５日まで、市21世紀の森公園サブ駐車場特設会場で開かれている。入場無料。
有田や美濃、益子、伊万里など全国の窯元、陶器商ら40業者が出店し、湯飲みや茶わん、皿などの日用食器、業務用食器50万点を市価の３〜５割引きで展示販売している。また人間国宝、日展、伝統工芸作家の作品も展示している他、木工家具、漆器、金物なども販売している。さらに「九州の名産うまいものコーナー」もある。
開催時間は午前10時〜午後５時（最終日は同４時）。問い合わせは、会場担当＝電話０９０（４７７７）６５２０＝まで。
写真は、会場で商品を手に取る来場者＝27日（クリックで拡大）
■児童手当受給のひとり親世帯 来月10日に臨時給付金支給
市は、新型コロナウイルス感染症で特に大きな影響を受けているひとり親世帯の支援策として、児童扶養手当を受給しているひとり親世帯を対象とした臨時特別給付金を７月10日に支給する。
国の支援策で、@今年６月分の児童手当が支給されるA公的年金などを受給し、６月分の児童扶養手当の支給が全額停止されるB新型感染症の影響で家計が急変し、収入が児童扶養手当の受給者同じ水準となっている――対象者に「基本給付」として１世帯５万円、第２子以降は１人につき３万円を支給する。また、「追加給付」として@とAに該当し、新型感染症の影響で家計が急変し収入が減少した人にも１世帯あたり５万円を支給する。
本市の対象世帯数は約３１００世帯。@の対象者の基本給付分の申請は今回は不要で、７月10日に口座に振り込まれる。また、AとBの基本給付分、追加給付の該当者は申請が必要となり、申請方法などは市のホームページなどで周知する。問い合わせは、市こども家庭課家庭支援係＝電話（27）８５６３＝まで。