2020年6月26日(金)

■コロナに負けるな! 郷土戦士ジャンガラーら県内ヒーロー集結 動画で古里応援

郷土戦士としての誇りを胸に、熱い思いで悪に立ち向かうご当地ヒーロー「ジャンガラー」はこのほど、県内のヒーロー仲間と手を携え、故郷の魅力を発信する動画を制作し、21日から動画共有サービスYouTube(ユーチューブ)での配信を始めた。新型コロナウイルス感染症との闘いを終えた後、平和で美しい福島の観光を満喫してほしいとの願いが込められ、ジャンガラーは「こだわりの映像を通して福島、そして『いわき愛』を深めてほしい」と力強くこぶしを握り、見通しが立たない新型コロナとの闘いに気合を込めた。

ご当地ヒーロー「いわき郷土戦士ジャンガラー」の活動を支援する、川島工房(平北白土)代表の川島力さん(49)によると、映像制作の話が持ち上がったのは、自粛ムードがまん延し世の中に不安が広まっていた5月の大型連休前だった。

ジャンガラーは新型コロナという大きな敵と闘っている最中、白河市を守るヒーロー「ダルライザー」と再会。相双のご土地ヒーロー「相双神旗ディネード」、会津のご当地ヒーロー「丞神デナー」も駆け付け、互いに情報を交わす中で、目に見えて県民を勇気づける“何か”をしなければならない、との意見で合致したのだという。

ジャンガラーの動画のアドレスは<こちら>。その他はYouTubeで「ヒーローの日常」と検索すれば良い。

写真は、いわき民報の読者のために急きょ駆け付け、PR動画を紹介するジャンガラー=25日(クリックで拡大)

■田人・別当川でホタル見ごろ 幻想的な情景に

市内の中山間地では梅雨の時季に合わせ、今年もホタルが見ごろを迎えている。このうち田人地区を流れる鮫川支流の別当川と周辺では「ほたる祭り」が明27日まで開催され、ゲンジボタルが飛び交う幻想的な情景をひと目見ようと、写真愛好家や家族連れが足を運んでいる。

地元住民によると、昨年の東日本台風によってホタルの卵や幼虫の餌となるカワニナが流されてしまい、例年より飛ぶ数は少ない。それでも日没後の午後7時すぎから闇夜に淡い光が浮かび上がり、あたりは情緒的な雰囲気に包まれている。

写真は、別当川で見ごろとなっているゲンジボタル=祭り主催者提供・多重露光(クリックで拡大)

■<新型コロナ>いわき法人会 経済停滞長期化見据えて陳情

いわき法人会(猪狩正明会長)は25日、市役所を訪れ「新型コロナウイルス感染症対策に関する緊急税制要望」の陳情を行った。新型コロナに経済停滞などの長期化が予想されることから、企業活動の継続、雇用維持拡大のため、特にいわき市内の中小企業に対する事業所税、各種納税を猶予から当面の間、免除にすることを求めた。

陳情は市役所本庁舎第3会議室で行われ、同法人会の猪狩会長、庄司伸一常任理事・税制委員長、石田文晃事務局長が訪れた。猪狩会長が「昨年の東日本台風での復旧も途中であり、経済活動を続けるため市から国、県に伝えていただきたい」と述べ、清水市長に要望書を手渡した。

写真は、清水市長に要望書を手渡す猪狩会長、庄司常任理事(左から)=25日(クリックで拡大)

■いわき市 「10万円支給」の申請・給付状況発表

新型コロナウイルス感染症に伴う特別定額給付金について、市は26日、申請件数と給付件数を公表した。対象世帯数14万6669世帯のうち、申請件数は13万9959件(うち郵送申請分は13万7382件)。給付件数は38・6%(同37・6%)の5万4079件(同5万1660件)、給付金額は126億180万円(同120億2560万円)となっている。なお、申請件数は25日現在、給付件数と金額については26日現在の数値。