2020年6月25日(木)

■いわき湯本温泉 27日からウオーキングイベント 歩数などに応じた進呈品も

専用の歩数計で数えながら、いわき湯本温泉街を勝手気ままに歩き、健康増進を図るウオーキングイベント「いわき湯本温泉 勝手に 歩き愛(め)です」が27日、常磐地区の中心市街地でスタートする。感染症防止対策の一環として、8月30日まで週4回、分散開催し、受け付け会場となるいわき商工会議所常磐支所前の湯本駅前緑地広場では、テイクアウト商品持ち込み可のカフェテラスを特設。名所や施設などを巡り、常磐地区の魅力や文化などを再発見する。

ウオーキングイベントは、じょうばん街工房21が主催、フラの街宣言推進委員会、湯の街学園祭実行委員会が共催し、27日から8月30日までの火、木、土、日曜日に開催する。市のまち・未来創造支援事業補助金採択事業。

地域活性化などをテーマに活動する「GS世代研究会」が全国で推進しており、参加者全員が「歩き愛です歩数計」を携帯して歩き、地元の新たな魅力を再発見し、情報交換や健康増進などを図る。

通常、発着点を決め、参加者が隊列を組んでスタートするが、今回は午前10時から午後3時まで、1時間刻みに分散して出発。感染リスクに配慮し、コースを設定せず、参加者自身が自由にコースを決め、個人や1グループごとに湯本の街を歩いて散策する。

参加費は1人300円。グループごとに1個千円で専用の歩数計を貸与し、ゴール後に返金する(歩数計の所有者は参加費のみ)。参加者には協賛企業が用意した参加賞と「フラのまちオリジナルクリアファイル」を贈呈。歩数をポイント換算し、1万ポイント達成者には「完歩賞」として、フラのまちオリジナルの手ぬぐいと協力8旅館で利用できる湯本温泉日帰り入浴券が贈られる。歩数のほか、ボーナスミッションもあり。

希望者は電話での事前予約が必要。参加者名(グループの場合は代表者名)、参加日時とスタート時間を伝える。当日も同支所1階で受付し、貸与される専用の歩数計とマップを受け取り、スタートする。イベント初日の27日午前10時から、同支所前で出発式を予定している。予約、問い合わせは同支所=電話(43)2757、もしくは湯の街学園祭の小泉智勇副実行委員長=090(4881)0758=まで。

写真は、「いわき湯本温泉 勝手に 歩き愛です」をPRする関係者(クリックで拡大)

■JFL開幕戦は無観客に いわきFCは独自配信

いわきFCが今季から参戦する、日本フットボールリーグ(JFL)は24日、7月18日に開幕するリーグ戦の動画を「JFLチャンネル」と称したインターネットライブで配信することを決め、開幕戦の第16節と第17節、各チームのホームゲーム第1戦を「リモートマッチ(無観客試合)」にすると発表した。

いわきFCは、7月18日の開幕戦(会場=双葉郡広野町・Jヴィレッジスタジアム)で奈良クラブ、8月23日の第17節でヴェルスパ大分(会場=大分県大分市・昭和電工サッカー・ラグビー場Aコート)と対戦するが、どちらも無観客試合となる。

クラブ独自にも開幕戦をライブ配信する予定(配信方法未定)で、いわきスポーツクラブの大倉智代表取締役は「世の中が『新しい生活様式』へと変わる中、どんな形であろうとファンやサポーターの皆さまが試合観戦を楽しめる環境を提供したい。生で声援を聞くことができないのは残念だが、リモートでの熱い声援をよろしくお願いします」とコメントしている。

■三和の豊かな自然など表現 フォトコン入賞作品展示中

三和町地域振興協議会(永山肇一代表)主催の「第1回いわき市三和町フォトコンテスト」の入賞作品展示会が30日まで、三和ふれあい館の三和公民館で行われている。

コンテストは、豊かな自然や人の魅力を発信するために開催され、三和町の四季、人物を被写体とした部門を設けた。2月下旬まで募集し、市内外の愛好家など45人から135作品が寄せられ、会場には最優秀賞など力作ぞろいの26作品が並んでいる。

展示時間は午前9時〜午後5時。状況により、期間を延長することもある。問い合わせは、市三和支所=電話(86)2111=まで。

写真は、開催中の三和町フォトコンテスト(クリックで拡大)

■<新型コロナ>平字三町目の「ぱすた亭」 破産手続き開始

平字三町目のテナントビルに店を構えていた「ぱすた亭」は25日までに、地裁いわき支部から破産手続きの開始決定を受けた。負債総額は2900万円(昨年6月期)。

東京商工リサーチいわき支店によると、同店は平成元年5月に個人創業し、平成10年に法人化したパスタメーンのイタリアン料理店。四倉町の海岸沿いに店を構え、海の見えるパスタ店として人気を博したが、震災の津波被災で店が全壊した。

移転後、昨年6月期の売上高は1000万円を計上したものの、今年3月以降は新型コロナウイルス感染症の影響で客足が大幅に落ち込み、先行きの見通しが立たず5月に閉店した。