2020年6月21日(日)=休刊日

■大下さん 絶妙なバーナーワーク駆使 22日まで・ギャラリーいわき

滋賀県甲賀市在住のガラス工芸家で、元建築デザイナー、海上自衛隊幹部候補という異色の経歴を持つ大下邦弘さん(44)の個展「第10回硝子新作展」が22日まで、泉ケ丘二丁目のギャラリーいわきで開かれている。

大下さんは徳島県小松島市出身で、武蔵工業大建築学科を卒業後、都内の建築設計会社勤務や自衛隊経験をへて、本場ドイツに留学。富山ガラス造形研究所でもガラス細工の技術を学び、平成19年から作家として本格的に活動をはじめ、高島屋横浜店、石と賢治のミュージアム(岩手県一関市)など主に東北や関東で個展を開いている。

今回の新作展では、大下さんが独学で身に付けた絶妙なバーナーワークの技術を駆使した繊細で色とりどりのガラス細工、アクセサリーなど75点を展示している。開場時間は午前11時から午後7時。問い合わせは同ギャラリー=電話(56)0264=まで。

写真は、物語を込めたガラス細工75点を展示する大下さん(クリックで拡大)