2020年6月6日(土)

■「新舞子サイクルステーション」供用開始 愛好家から子どもたちまで楽しめる拠点

いわきのサイクリングを軸としたスポーツによるまちづくり推進の拠点施設となる「新舞子サイクルステーション」が、いわき新舞子ハイツ正面玄関わきに整備され、6日から供用を開始した。それに先立ち、オープニングセレモニーが平下高久の現地で行われ、清水市長が「サイクリストのみならず、幅広い世代に楽しんでもらいたい」とあいさつ。来賓の菅波健市議会議長が祝辞を述べた。

施設内には自転車のメンテナンス、サイクリストの休憩スペースなどを整備。スポーツ向けのロードバイク、クロスバイク、子供用自転車の計10台用意し、レンタサイクルサービスも行う。いわき新舞子ハイツの玄関、ロビー、別館宿泊施設なども改修され、パラサイクリストが利用しやすいようバリアフリー化された。

オープン初日から、レンタサイクルの利用も開始。貸自転車にまたがった家族連れは潮風が香る中、初夏のサイクリングを楽しんでいた。

写真は、施設内に用意するレンタサイクルを楽しむ家族連れ=6日(クリックで拡大)

■ユーラシアカワウソの陸・海 アクアマリンから高知に

ふくしま海洋科学館「アクアマリンふくしま」のユーラシアカワウソ「陸」と「海」(オス・1歳)の2匹が14日、高知県立足摺海洋館「SATOUMI」(高知県土佐清水市)に搬出されることが決まった。

父親に「ドナウ」(オス・11歳)、母親に「まろん」(メス・5歳)を持つ2匹は、平成30年6月24日に「風」とともに誕生。陸は広い心を持ち、穏やかで落ち着いた性格、海は穴掘りが得意といい、良く妹たちの面倒を見て約2年にわたって来館者たちに親しまれてきた。

今回の搬出は、ヨーロッパ動物園水族館協会の絶滅の危険性のある動物の保全プログラム「EEP」と協力した域外保全の一環で、ヨーロッパでの飼育下個体群における繁殖推進、血統の多様化を図るため。

2匹は13日まで、アクアマリンふくしま本館北側の屋外施設「わくわく里山・縄文の里」カワウソのふちコーナーで展示され、14日朝に同館を出発する。

写真は、足摺海洋館に搬出される陸(上)と海(クリックで拡大)

■観光施設や炭鉱跡を探索しよう! VRによるツアー公開中

福島高専(学生数1080人、山下治校長)の学生たちが授業の一環で作成した、市内の観光施設を紹介する仮想現実(VR)映像「360度VRツアー」が、いわき芸術文化交流館「アリオス」のホームページに公開された。

映像は同校のミニ研究の授業で学習と観光客の観光の支援をするため、平成27〜30年に作成されたが、新型コロナウイルス感染症の影響で外出を控えなければならない状況でも自宅で観光気分が味わえるようにと、同校とアリオスが共同で企画した。

公開された映像は「いわきアリオス館内360度VRツアー」と、「絵本美術館館内360度VRツアー」、「いわき市石炭化石館ほるる 館内360度VRツアー」(ガイド動画付き)、「地下坑道 館内360度VRツアー」、「常磐炭礦内郷礦中央選炭工場 住吉一坑 坑口/扇風機上屋 360度VRツアー」の5本。

一般の見学が難しい場所や普段は見られない角度から観光地を眺めることができ、パソコンや、タブレット、スマートフォンなどでも見ることができる。詳しくは、<こちら>。

写真は、制作に携わった福島高専の布施雅彦教授(クリックで拡大)

■いわき市?特別定額給付金 対象者86・7%の申請受理

市は5日、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、対象者1人当たり10万円が支給される「特別定額給付金」の4日現在までの申請受理件数を発表した。それによると、対象の14万6669世帯中、郵送申請は12万4672件、オンライン申請は2560件の計12万7232件(86・7%)を受理した。

給付予定日は申請が集中していることなどから、3?4週間程度を要する。郵送申請は5月26日までの到着分は19日、翌27日の到着分は26日、同28日以降4日までに到着した申請者には29日から7月10日までに給付する予定。一方、オンライン申請は5月31日までが19日、4日までの申請者には23日に給付される見込み。