2020年5月23日午後2時17

■<新型コロナ>フラガール 市に手作りマスク100枚 練習の裏で支援に感謝

スパリゾートハワイアンズのダンシングチーム「フラガール」は22日、市に手作りのマスク100枚を寄贈した。パウスカートなどのステージ衣装に使用されるカラフルな生地を使ったマスクは、医療従事者への感謝を込めてフラガールたちも作業に参加し、製作したもの。

キャプテンのアウリイ晴奈さん、サブキャプテンのラウレア美咲さんが同日、本庁を訪れて清水市長に手渡した。畠山靖支配人も同席した。今後、市内の福祉施設などに配布される予定だ。

スパリゾートハワイアンズは新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、4月8日から全館休館している。フラガールによるステージは、臨時休館が始まった3月4日から2カ月以上休止したまま。フラガールたちは人数を減らし、3密を防ぐ工夫をしながら、だれもいないビーチシアターでひたすらレッスンに汗を流している。

そんな中、自分たちの生活を支えてくれている人々へ感謝の気持ちを伝えたいと、4月中旬ごろからマスクづくりを始めたという。3人の衣装スタッフが生地の裁断から縫製まで行い、フラガールたちがゴム通しなどの仕上げ作業を行った。

写真は、マスクを届けたアウリイ晴奈(右)、ラウレア美咲さん=22日(クリックで拡大)

■<新型コロナ>官民で出身学生支援 古里の味など送付

いわきへのUIターンを推進する相談窓口「IWAKIふるさと誘致センター」は21日から、新型コロナウイルス感染の影響で、古里いわきに戻れずにいる学生に向けて、いわき産米「いわきライキ」など食料品の詰め合わせを無償で送る「♯いわき支えあい若者支援ふるさと便」の申し込み受け付けを始めた。

受付開始の同日、同センターが市役所で記者会見をし、作山栄一運営委員長らが概要などを説明した。苦境に立たされている学生を支援しようと官民が連携し、いわき市、茨城県でスーパーマーケットを主体とした小売業を展開する「マルト」をはじめ、好間工業団地連合会、福島さくら農業協同組合、市が協力。

パッケージを<フラガール>が彩る「いわきライキ」をはじめ、マルトの店頭に並ぶレトルト食品、缶詰など14点・約3500円分を無償で箱詰めし、学生に向けて配送する。希望者は同センターのホームページ<こちら>まで。問い合わせは同センター事務局=電話(25)9151=へ。

写真は、いわきの産品がそろった本市出身の学生を支援する「♯いわき支えあい若者支援ふるさと便」=21日(クリックで拡大)

■アド・プラン 「フラおじさん」でコロナ苦境の飲食店支援

タウン誌の「タウンマガジンいわき」を発刊しているアド・プラン(平上荒川長尾、相馬光宏社長)は、新型コロナウイルス感染防止の取り組みを加速させるため、いわき観光情報ナビゲーターの「フラおじさん」を活用したポスターとステッカーを作成した。

今回の企画を立案したのは、広告営業部の田辺英寿課長(39)と内山未佳さん(29)。コロナウイルスの影響で大変な時期であっても、お店が営業しているのか、テイクアウトができるのかなど、誰が見ても分かるようにしたい。また、店側が自分たちで情報を発信できるように、との思いを込めたという。

画像は、作成したフラおじさんのポスター(クリックで拡大)

■あすスケボー広場供用開始 21世紀の森公園

21世紀の森公園コミュニティ広場ゾーン内に「21世紀の森公園スケートボード広場」が完成し、明24日から、供用を開始する。それに先立ち、常磐水野谷町の現地で午前10時から、完成披露式を実施する。

清水市長のあいさつ、来賓祝辞、テープカットなどに続き、いわきスケートボード協会のメンバーによる模範演技が行われ、市民待望の運動施設の完成に花を添える(ただし、悪天候の場合は中止)。式終了後、同11時から供用を開始する予定。

施設面積は約2千平方メートル。難易度に応じた9種・15基の「スケートボードセクション」を用意している。同広場の利用希望者は入り口に備え付けの受付簿に必要事項を記入。利用時間は午前8時から日没までとなる。

写真は、あす供用を開始する21世紀の森公園スケートボード広場(クリックで拡大)