2020年5月20日(水)

■「トマトラーメン会いわき」発足 飲食業の復活を! 小島町の首鬼が呼びかけ

新型コロナウイルス感染症の影響で気持ちが沈みがちな市民を元気にしようと、いわきの名産品であるトマトに着目したオリジナルラーメンを提供する「トマトラーメン会いわき」が、このほど発足した。4年前からトマトラーメンを販売してきた、小島町三丁目のらーめん首鬼が発起人となり、参加を呼びかけたところ、市内7店舗が賛同。6月1日からトマトを使ったオリジナルラーメンの提供をはじめ、低迷する飲食業界の利用者回復のきっかけづくりを目指す。

らーめん首鬼(首藤崇文店主)は、@スープやトッピングにトマトを使うAメニューの変更は可能B期間限定可能Cインスタグラムやツイッターなどから情報を発信する――ことなどをルールに掲げ、首藤さんがSNS(会員制交流サイト)のメッセージを通して呼びかけたところ、市内の名店7店舗が次々と名乗りを上げた。

また、各店舗でスタンプラリーも行う予定で、コロナウイルスの影響で大きな被害を受けた飲食業界の活性化を図っていく。

首鬼の他の参加店舗は次の通り。麺屋さ近(平上荒川)中華そば風(平字作町)麺処ふじの(平字新川町)麺屋海山(好間町下好間)麺遊心(平字中町)らぁ麺友膳堂(好間町下好間)お酒と中華そば 南風(平字南町)

写真は、トマトラーメンで飲食業界の活性化を狙う首藤さん=20日(クリックで拡大)

■きょう「小満」 オオキンケイギクには注意を

きょう20日は二十四節気のひとつ「小満(しょうまん)」。陽気が良くなり、生き物の成長がさかんになるころとされ、田植えの準備を始めるころとも言われている。万物が命を輝かせる季節だが、在来種に影響を与える外来種も同様に活動をさかんにするため、扱いには注意が必要だ。

この日のいわき地方は朝から曇り空が広がり、肌寒い1日となった。福島地方気象台によると、正午現在の小名浜の気温は13・7度で平年より2度近く低いという。

小名浜岡小名の県道小名浜・小野線沿いでは、低木街路樹として植えられたツツジのわきで、特定外来生物のオオキンケイギクが黄色い花を咲かせている同花は道端で見受けられることが多いが、県自然保護課では既存の生態系等に被害を及ぼす恐れがあるとされ、運搬や栽培、譲渡などは原則禁止、と警鐘を鳴らす。

写真は、小名浜の道端に咲く、特定外来生物のオオキンケイギク=20日(クリックで拡大)

■東洋システムなど市内5社 不織布マスクを関係機関に発送

新型コロナウイルス感染症対策として、東洋システム(庄司秀樹代表取締役)をはじめ市内5社は19日、大王製紙(本社・東京都千代田区)の協力を得て入手した、不織布マスク66万4080枚を医療従事者や警察・消防関係者など各贈り先に発送した。贈り先のうち、いわき中央、東、南各警察署と市消防本部の寄贈式が同日、行われた。

いわき中央、東、南各警察署への寄贈式は同日、いわき中央署で行われ、各社を代表し、ひまわり信用金庫の児玉武彦常勤理事営業推進部長から同署の柴田泰弘署長にマスクが手渡された。

写真は、いわき中央署で行われた寄贈式=19日(クリックで拡大)

■<新型コロナ>宿泊療養の平・東横インに1人入所

県は19日、新型コロナウイルスの軽症者らの宿泊医療施設として確保した、平字三町目の「東横インいわき駅前」に同日、1人が入ったと明らかにした。