2020年5月14日(木)

■「磐城行進曲」62年ぶり再音源化 三波春夫さんレコードB面 新たにミュージックビデオも

昭和33年、テイチクレコード(現・テイチクエンタテインメント)から発売された故三波春夫さん「磐城ドンとやれ」のレコードB面に収録されていた故鈴木三重子さんが歌った「磐城行進曲」が、中之作の速水春雄さん(72)と音楽仲間の手で再音源化され、ミュージックビデオとして約62年ぶりに蘇(よみが)えった。

「磐城行進曲」は、日活が磐城市(現・小名浜地区)を中心に撮影し、同33年公開の映画「船方さん」の劇中、盆踊りのシーンで三波さんが歌う「磐城ドンとやれ」とともに使われた。歌詞には当時の磐城市に含まれた小名浜、江名、中之作の地名も歌われている。

再音源は、YouTube(ユーチューブ)にアップロードされている。<こちら>。

写真は、再音源化に取り組んだ速水さん(クリックで拡大)

■心和ますツツジ見頃に 四倉町の海嶽寺

四倉町の海嶽寺(鬼生田俊英住職)周辺を彩る約300株のヒラドツツジが現在、見頃を迎え、濃淡のピンクや白いかれんな花を咲かせ、道行く人の心を和ませている。

同寺の花沢恵子さんによると、ツツジはJR四ツ倉駅近くにある同寺そばを彩る。震災直後、電車の利用客に、原発事故の影響で立ち入り禁止になったツツジの名所・富岡町のJR夜ノ森駅を思い出してほしいとの思いで植えられた。毎年この時期、同寺に続く階段沿いを鮮やかに彩る。

写真は、海嶽寺周辺で見頃を迎えたヒラドツツジ=13日(クリックで拡大)

■アマビエどら焼き 人気集める 常磐湯本町・和菓子の店「久つみ」

常磐湯本町の和菓子の店「久つみ」では、疫病終息に御利益があるとされる「アマビエ」を描いたどら焼きを販売、人気を集めている。値段は1個170円(税別)。同店では、九頭見恵友店主(73)が抹茶味のどら焼きを作り、長女若松晶子さん(44)が焼きごてで丁寧に「アマビエ」を描き、完成品を妻淑子さんが笑顔で来店者に対応している。

求肥(ぎゅうひ)入りの小倉あん、金時豆クリームの2種類。営業時間は午前10時から午後6時まで。不定休。問い合わせは、同店=電話(43)7643=へ。

写真は、人気を集めているアマビエどら焼き(クリックで拡大)

■<新型コロナ>API勤務の男性ら3人退院

市は13日、新型コロナウイルスで陽性と診断され、県内の感染症指定医療機関に入院していた20、30、50歳代の男性3人が退院したと発表した。同日現在、市内の感染確認者15人のうち、退院が確認されたのは今回を含め12人。

市によると、30歳代の男性はクラスター(感染集団)が発生したいわき市常磐三沢町の「エーピーアイ コーポレーションいわき工場」(本社・東京都)に勤務。他2人は同社従業員の家族にあたる。

30歳代の男性は同僚が陽性となり、4月17日に帰国者・接触者外来を受診。翌18日のPCR検査の結果、陽性が判明し入院していた。

50歳代の男性は4月16日に陽性が判明した同社に勤務する10歳代男性の父親。同居する40歳代の妻、娘の10歳代女児も同じく同18日に陽性が判明し、入院していたが、今月11日に退院している。

20歳代男性は4月14日に陽性と分かった同社に勤務する60歳代男性の息子。同16日にPCR検査で陰性とされたが、その後、再検査した結果、陽性が判明し、入院していた。