2020年5月10日(日)=休刊日

■<新型コロナ>進むネット環境による授業 いわきコンカレや福島高専が展開中

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、15日まで学生たちの自宅学習期間を設けている、いわきコンピュータ・カレッジ(四家茂勝校長)と、臨時休校中の福島高専(山下治校長)は、授業の遅れや学習意欲の低下を防ぐため、ネット環境を活用した遠隔授業を実施している。

いわきコンピュータ・カレッジでは学生が全員スマートフォンを所持していることを踏まえ、授業の遅れを防ぐために4月27日からリモート学習を展開している。平日は午前中に2時間、午後は1時間授業を設けており、学習環境は大きく変わったが、学生たちは普段通りの学習意欲を見せているという。

福島高専は「学生の学びを止めない」をキーワードに学習意欲の低下を防ぐため、生徒や教員の準備、ネット環境調査を経て、4月20日から5月8日まで遠隔授業を試行。5月11日から本格的に実施する。

授業には、高専機構が使用を契約している米国のマイクロソフト社のサブスクリプションサービス「Microsoft365」からアンケート等を作成するツール「Forms」、テレビ会議ツール「Teams」などを活用。ホームルームで生徒の出席、健康を確認した後、パワーポイントや映像配信などを交えた授業を展開する。

写真は、モニター越しに行われるオンライン授業=いわきコンピュータ・カレッジ(クリックで拡大)