2020年4月29日(水)=休刊日

■<新型コロナ>メガネ・補聴器の内山 「三密」対策にドライブスルー設置

新型コロナウイルスの感染拡大防止を図るため、メガネ・補聴器の内山(内山義弘代表取締役社長)が東田町二丁目の植田本店に設けた、ドライブスルーコーナーが利用客の評判を呼んでいる。

感染拡大を避けるために密閉、密集、密接の「三密」を避けることが求められる中、店内に客が集中することを避けるための配慮で、店内に入らずにメガネの調整や修理、レンズのクリーニング、補聴器の修理などについてサービスを受けられる。

今月中旬ごろ、駐車場に接した窓口を開設したところ、口コミで話題に。中にはスタッフのアドバイスを受けながら、メガネを新調した利用客もいるという。

窓口対応に限らず、スタッフが駐車場の車に向かい、車内で待機している利用客にサービスを提供する取り組みも同店のほか、勿来、泉、鹿島、平、磯原(茨城県)各店で開始しており、「多いときは3、4組のお客さまが一度に入店されることもあるので、密になることを防ぐためには有効」と植田本店の菅原洋店長(45)。

内山社長(50)によると、元々は今回の感染症拡大以前より、体の不自由な人や高齢者向けに実施しようとしていた構想だったといい、「補聴器は準医療器具で、われわれが機能しなくなると医療にも影響が出かねない。社会を維持するためにも、お客さまとスタッフを守りながら何とか営業を続けていきたい」と語っている。

写真は、植田本店に設けられたドライブスルー窓口。車で待機している利用客に対応するサービスも開始した(クリックで拡大)