2020年3月20日(金)=休刊日

■聖火到着! 25日午後には小名浜で「復興の火」お披露目

東京五輪の聖火が20日、ギリシャから日本に到着し、宮城県東松島市の航空自衛隊松島基地に迎え入れられた。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、地元の子どもたちによるイベントが中止されるなど、式典は規模を縮小して行われた。

式典には、ともに五輪金メダリストの柔道の野村忠宏さんと、レスリングの吉田沙保里さんが参加し、輸送機から聖火のランタンを降ろし、聖火皿に火を移すと会場からは歓声が上がった。

到着した聖火は「復興の火」として、20日から東日本大震災で被災した宮城、岩手、福島の3県を巡回する。同日午後の宮城県石巻市の石巻南浜津波復興祈念公園に始まり、25日には最後の展示場所として、小名浜アクアマリンパークでお披露目される。時間は午後2時半〜5時。

聖火リレーは26日、Jヴィレッジ(楢葉、広野町)をグランドスタートし、121日間をかけて全国を巡る。県内は26〜28日の3日間に実施され、いわき市は初日の26日、いわき陸上競技場―いわき芸術文化交流館「アリオス」前(午前11時43分〜午後0時52分)を駆ける。

写真は、聖火皿に点火する野村さん(右)と吉田さん=20日(クリックで拡大)Tokyo 2020 / Erika SHIMAMOTO