2020年2月23日(月)=休刊日

■中止のサンシャインマラソン 自主的に走破 次こそはとの思い込めて

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、23日の「いわきサンシャインマラソン」は昨年の降雪に続いて、2年連続の中止を余儀なくされたが、多くのランナーが自主的に参加し、大会キャッチフレーズにあるように、潮風香るフラの街いわきを走り抜けた。

フルマラソンのスタート地点・いわき陸上競技場には、号砲が鳴るはずだった午前9時に合わせ、次々とランナーが集合した。車両や歩行者に気を付けながら、思い思いのペースでコースを駆け、沿道からも盛んに声援が送られた。

常磐西郷町の高橋兼成さん(50)もその一人。家族から「男の中の男 かねピーがんばれ」の旗とともに応援される中、本番と同じくゼッケンを付け、4時間56分のタイムで、小名浜港アクアマリンパークにたどり着いた。

「風が強くて大変でしたが、沿道にはボランティアの方もいて、楽しんで走ることができました」と高橋さん。3年越しにいわき路を走破し、次こそは本当の大会に参加をと願った。

写真は、自主的にコースを走破したランナー=23日(クリックで拡大)