2020年2月2日(日)=休刊日

いわきFC(日本フットボールリーグ=JFL)の今季最初の練習試合が2日、常磐上湯長谷町のいわきFCフィールドで行われた。対戦相手に作新学院大(栃木)を招いて、30分×3本の試合を実施し、いわきFCが1―0で勝利した。

JFL昇格に当たって、新加入選手との連携を試す場ともなった練習試合。田村雄三監督(37)は「試合である以上、勝つことに意味はあるが、守備のオーガナイズ(組み立て)をテーマにしていたので、その点では良かった」と評価した。

また昨季に引き続き、「選手のストロング(強さ)を生かしたい」と田村監督。今季最初の練習試合を通じての課題を問うと、「もっと敵陣で、ボールを奪えるようになる必要がある。奪う位置に制限をかけるのも、一つの手かもしれない」と語った。

練習試合では、ソニー仙台FC(JFL)から移籍した、FW鈴木翔大(26)の左右問わず、積極的に攻撃を仕掛けるプレーが光った。鈴木は「裏への抜け出しや、(前線で攻撃の起点をつくる)ポストプレーが自分の持ち味」と話す。

一方で得点できなかった部分を反省点に挙げ、「ゴール前での精度をもっと上げたい。チャンスで決められるよう、選手間での連携を深めていく」と強調。JFLでの戦い方を、いわきFCに浸透させていくと誓った。

写真は、積極的な攻撃が光った新加入の鈴木(右)=2日(クリックで拡大)