2020年2月1日(土)

■鮮魚店で久之浜を元気に 「はま水」オープン 地域主体で水産業振興を

漁師・加工業・消費者が一体となれる鮮魚店「おさかなひろば はま水」が1日、久之浜町の商業施設「浜風きらら」にオープンした。東電福島第一原発事故から間もなく9年を迎える中、いわき市沖の漁業はいまだ試験操業を余儀なくされ、汚染水を浄化した後の処理水の海洋放出も取りざたされているが、港町・久之浜から水産業を振興させようと、いわき市の海に魅せられた若者たちの挑戦が始まった。

はま水が立ちあがったきっかけは、久之浜の子どもたちが、原発事故の影響もあって、魚に触れる機会がめっきり減ったことにある。そうした事情を踏まえ、鮮魚の販売と漁師の体験事業を手がける「合同会社はまから」が、久之浜町の仲買・いちい水産、水産加工・福やに声をかけ、「買う」「食べる」「学ぶ」をコンセプトとした鮮魚店の企画を始動させた。

はまからの阿部峻久さん(37)は「子どもから大人まで、地域の人が集える魚屋になってほしい」と期待を寄せる。原発事故からの復興も大事だが、それ以上に久之浜町を盛り上げることを求めていく。

店舗の広さは約40平方メートル。初日の1日は、久之浜産のヒラメやアナゴなど、新鮮な魚介類が1尾100円から軒を連ね、その場でさばいてくれるサービスも受けられる。郷土料理・サンマのポーポー焼きはじめ、加工品を調理する姿も、店内に設けられた大窓から見学することができる。

コミュニティースペースも併設され、休日にはイベントスペースとして活用される。1日にはオープニングセレモニーも催され、魚のつかみ取りやアンコウ汁の振る舞いに加え、いわき海星高が発案し、地元のコメとサバを使った「いわきフラ焼き」も販売された。

営業時間は午前10時〜午後4時。不定休(市場の状況による)。問い合わせは、はまから=電話080(5738)5417=まで。

写真は、新鮮な魚介類が並ぶ「はま水」の店内=1日(クリックで拡大)

■水石山に母子4人の遺体 容疑者の男 きょう送検

いわき市三和町合戸の水石山公園駐車場で1月22日未明、普通乗用車の車内から母子4人の遺体が見つかた事件で、いわき中央署は1日午後、同市小名浜愛宕町、自称・住宅リフォーム業の男(51)の身柄を、殺人容疑で地検いわき支部に送致した。

男は1月21日正午ごろ〜22日午前2時ごろの間、水石山公園駐車場で、女性=当時(43)=の首に、刃物を突き刺すなどして殺害した疑い。男と女性は同じアパートの隣同士に住み、同居関係にあった。女性はパートで生計を立てていた。

事件は1月22日午前1時半ごろ、男が「人を刺した」と、110番通報したことで明らかとなった。停車中の車内からは女性と、その息子の中3・男子生徒(15)、娘の中2・女子生徒(13)、同・女子生徒(13)の遺体が発見された。女子生徒は双子の姉妹。4人の死因はいずれも刃物傷だったが、姉には首を絞められた跡もあった。

調べに対し、男は「間違いありません」と容疑を認めている。男は事件発覚時、自ら首や腹を刃物で刺した状態だったため、市内病院に入院していたが、1月31日午前の退院を待って逮捕された。同署によると、体調は回復しており、取り調べにも素直に応じている。送検の際も集まった報道陣を気にするそぶりはなく、落ち着いた足取りで車両に乗り込んだ。

通報で駆け付けた署員に対し、男は「4人を刺した」と話しており、車の中には血の付いた包丁と短刀があった。男には、多額の借金があったことが分かっている。同署は男が計画的に無理心中を図り、女性の子ども3人の殺害にも関与しているとして、当時の状況を追及している。

捜査関係者によると、男と女性、子ども3人は1月21日朝に自宅を出発。ホームセンターで練炭や七輪(しちりん)を購入し、同日正午ごろに水石山公園に着いた。使用済みの練炭は車外左側に2つ置かれていたが、4人の体内からは死亡につながる一酸化炭素は検出されていない。

遺体の状況から、発見は4人とも死後数時間以内とされ、水石山公園に到着後、女性が殺害されるまでに時間があったとみられる。

■いわきFC ホーム開幕戦はグリーンフィールド

日本フットボールリーグ(JFL)は1月31日、今季の第1、2節とホーム開幕戦の試合会場を発表した。いわきFCのJFL初戦は、3月15日の第1節・奈良クラブ戦で、アウェー・奈良市のならでんフィールドで行われる。ホーム開幕戦は3月22日の第2節・ヴェルスパ大分戦で、21世紀の森公園のいわきグリーンフィールドで開かれる。

キックオフはいずれも午後1時の予定。JFLの全日程は14日に公表される。

■小名浜のグリーンスローモビリティ きょうから運航再開

市は1日から、小名浜地区で展開中の低速電動自動車両「グリーンスローモビリティ」の運行を再開した。同じ形式の車両に不具合が生じたため、運行を中止して点検を行っていたが、いわき市の車両には問題はなかった。

また市では3日から、予約に応じて移動する平日の乗降ポイントに、港ケ丘公園( 小名浜港ケ丘)、高田公園(小名浜花畑町)、鮮場やっちゃば小名浜店(小名浜愛宕町)を追加し、計23カ所の間で乗り降りできるようにする。1月31日時点の利用者は延べ935人。実証期間は3月8日まで。利用料金は100円。