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Jヴィレッジきょう全面再開 サッカーの聖地名実ともによみがえる

2019年04月20日(土)更新
サッカーのナショナルトレーニングセンター「Jヴィレッジ」(楢葉、広野町)が20日、全面再開を迎えた。同日朝には施設入り口まで約170㍍の場所に、JR常磐線の新駅として、臨時駅のJヴィレッジ駅も開業した。東電福島第一原発事故に伴い、廃炉作業の拠点として機能したJヴィレッジは、昨年7月の一部再開に続き、天然芝のグラウンド2面の復旧を終え、名実ともにサッカーの聖地としてよみがえった。

全面再開を祝した式典では、日本サッカー協会(JFA)名誉総裁の高円宮妃久子さまが「Jヴィレッジが全面再開を迎えたことを、大変うれしく思っております。震災からこれまで復興できたことは、大きな喜びであり、心よりお祝い申し上げます。間もなく選手たちの歓声がグラウンドに響くことに、なんだかわくわくします」とお言葉を述べ、福島県の飛躍につながることに期待を寄せられた。 内堀知事、渡辺博道復興相、JFAの田嶋幸三会長、楢葉町の松本幸英町長、広野町の遠藤智町長らもあいさつした。 式典に続いて、ステージイベントや子どもたち向けのスポーツ教室、トークショーなどが催された。会場内には県内各地の飲食店が軒を連ね、多くの人でにぎわった。 Jヴィレッジは平成9年、国内初のサッカーのナショナルトレーニングセンターとしてオープン。今年2月にはサッカー女子日本代表「なでしこジャパン」が強化合宿を行ったほか、9月開幕のラグビーワールドカップでも活用される。 2020年東京五輪では、男女ともにサッカー日本代表の合宿地に決まっており、来年3月26日には聖火リレーがスタートする。

■新たな玄関口もキックオフ 午前8時14分、サッカー日本代表の応援歌「アイーダ」が流れる中、JR常磐線の新駅「Jヴィレッジ駅」に、いわき駅発の一番列車が到着した。約250人の乗客がホームに降り立つと、出迎えた関係者から一斉に拍手が送られた。 駅の階段には、サッカー漫画「キャプテン翼」の原作者高橋陽一さんによる作画が施され、駅舎もサッカーゴールをイメージしてつくられ、サッカーの聖地の玄関口にふさわしい装いだ。 Jヴィレッジ駅は広野―木戸駅間に位置し、施設入り口まで徒歩2分。センター棟までは同10分。ホームと改札の高低差は約20㍍で、スロープやエレベーターを完備している。

(イベント等の様子は22日付に掲載予定)

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岩手県久慈市で、高校生が恐竜ファンに人気の肉食恐竜ティラノサウルス類の歯の化石を発見したという▼見つかったのは今から約1億年ほど前、恐竜時代が終焉を迎えつつある中生代白亜紀後期の地層から。いわき市でいえば、フタバスズキリュウや巨大アンモナイトが出た双葉郡広野町との境に限定的に分布する双葉層群と同じ時代の地層だ▼フタバスズキリュウを発見した鈴木直さんは、内郷の自宅から大久町まで出かけ、沢べりの石を何年もかけてハンマーで割りながらコツコツ調べ上げたのに対し、今回の場合は遠足で訪れた博物館で採掘体験をしていて見つかったという。市アンモナイトセンターの体験発掘現場から世紀の発見、ということだろう▼化石に限らないが、専門の資料をそろえた学べる施設が身近にあり、実際に体験できる現場があり、さらに経験豊富で教え上手な専門家がいつもいる。こうした土壌が子どもたちの興味を育て上げるのだと思う。

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