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ふくかん農食品文化交流事業実施 韓国から101人来市 いわきの食、観光を体験

2017年02月25日(土)更新
日韓の相互理解と友好親善の発展を目的に、さまざまな交流活動を展開しているNPO法人ふくかんねっと=福島市、鄭玄実(チョン・ヒョンシル)理事長=主催の「福島と韓国の架けはしプログラムⅡ―ふくかん農食品文化交流事業―」が3月1日まで県内を中心に行われており、韓国の農食品関係者101人が24日に来市し、いわきの魅力を味わった。  同法人主催の交流事業は福島の農産物や食品の安全性を韓国に発信し、風評被害の払しょくに役立てるとともに、交流人口の拡大と定着を図ろうと、公益財団法人日韓文化交流基金との共催で一昨年にスタート。昨年までは青少年を対象に延べ300人が参加したが、今年は農食品関係者を招待し、県内各地の農業関係者との交流を深めながら、県内の放射能汚染問題の現状を学んだり、県産食材を使った日本料理を試食するなどの体験を重ねている。  同日は四倉町のワンダーファームと平下神谷のアグリパークいわきを訪れて施設を見学したほか、トマト、イチゴ狩りを体験し、いわきの農産物の安全性や美味(おい)しさに目を向けたが、主催者は農食品への理解だけでなく、福島の文化や魅力も味わってもらいたいと考えており、25日以降は会津若松市の鶴ケ城や酒蔵、南会津郡下郷町の大内宿などを訪れて伝統文化に触れる機会も設けるという。 その一環として小名浜港の観光遊覧船「ふぇにっくす」にも乗船。整備が進む東港地区や橋りょう「小名浜マリンブリッジ」を見学するなどし、1時間弱のクルージングを楽しみ、終了後は市観光物産センター「いわき・ら・ら・ミュウ」で買い物などを満喫したほか、特別に披露されたフラダンスも見学した。  福島を訪れるのは今回で3度目、震災後は初めてという男性は「最初は心配だったが、皆さんが(復興に向けて)頑張っている姿を見て安心した。この交流で福島の真実が分かり、参考になった」と、笑顔をみせていた。参加者たちは28日まで福島に滞在し、3月1日に帰国する予定。

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時は江戸時代初め。白河市の国指定史跡・小峰城にまつわる人柱伝説を基にした映画「おとめ桜」がある▼城の石垣が何度も崩れたため、その日、現場近くを最初に通った者を人柱にすることが決まった。結局藩士の若い娘が人柱にされるのだが、その死を悼んで桜が植えられたという物語。この桜は戊辰戦争で焼失したが、二代目の桜が今も復元された城内で見事な花を咲かせているという▼いわきPITで来月20日に上演する舞台「この土手、ゆるがじ」も、「おとめ桜」と同じ時代、磐城平城築城の際にあった人柱伝説を扱った作品だ。今もいわき駅裏の城跡に満々と水をたたえる堀にその名を残す〝丹後沢〟。95歳の古老・丹後がなぜ人柱にならなければならなかったのかがテーマになっている▼映画のような迫力はなくても、舞台を通していわきの歴史に触れるのはとてもわかりやすい。いわきゆかりの偉人らがこういう形でシリーズ化してよみがえることを願う。

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